Outlook: メールのフォントやフォントサイズの既定値を変更するには?

 

メール形式によって書式の設定方法が異なります。以下の3種類別に設定します。

  • テキスト形式のメールを読み取る、入力する時のフォント

  • 新規のHTML形式/リッチテキスト形式のメール入力時のフォント

  • HTML形式/リッチテキスト形式メールの返信/転送時の入力フォント


<< 基本の注意事項 >>

  • テキスト形式メールの書式は利用するOutlookの設定に依存します。(メッセージに書式情報は保存されません)

  • HTML形式、リッチテキスト形式のメールには書式情報が保存されます。

  •  Outlookのアイテム(予定表や連絡先、仕事など)はリッチテキスト形式です。よってリッチテキスト形式の書式がこれらのアイテムにも反映されます。

  • Outlookアイテムのデフォルトのフォントは、日本語(2バイト)フォント=MSPゴシック、英数字フォント=Arialです。基本はこの2つのフォントですので状況によってはこれらが適用されることが多々あります。 (メッセージ形式を変更した場合など)

■ テキスト形式のメールを読む時/入力する時の書式

テキスト形式のメールのフォントやフォントサイズは使用しているOutlookに依存します。送信側で入力したフォントやフォントサイズとは関係はありません。テキスト形式ではメール自体にフォント などの書式情報は含まれていません。
よって、いくら書式の既定値を設定しても送信先で表示されるものとは異なります。

◎ テキスト形式メールの書式(既定値)を変更するには

  1. 「ツール」−「オプション」−「メール形式」タブをクリック

  2. 「フォント」をクリック

  3. 「テキスト形式のメッセージを作成、または読み取るとき」の「フォントの選択」ボタンをクリックし、任意の書式を設定する


<< 注意 >> テキスト形式のフォント指定についての注意点

  • フォントは、日本語(2バイト)フォントか半角英数字(1バイト)フォントどちらか1つのみ指定できます。

  • 英数字(1バイト)フォントを指定した場合は、英数字(1バイト)=指定したフォント、日本語(2バイト)=MSPゴシックになります。

  • 日本語(2バイト)フォント(MS明朝やゴシックなど)を指定した場合は、日本語=指定したフォント、半角英数字<入力時>=Arial、半角英数字<入力時以外>=指定した2バイトフォント、になります。(★補足(1) 参照)

  • 半角英数字、日本語(2バイト)、それぞれに対し任意のフォントを指定することはできません。(結果的に両方希望するフォントになる可能性はありますが)

★補足(1)

日本語(2バイト)フォント(MSゴシックやMS明朝等)を指定した場合は2バイトフォントは指定したフォントになり、半角英数字フォントもその2バイトフォントになりますが、入力時はArialになります。それ以外(受信メールや送信済メール)の表示は指定した2バイトフォントです。

(例えばHG丸ゴシックM-PROを指定した場合は、半角英数字の読み取り時のフォントはHG丸ゴシックM-PROですが、入力時はArialになります。)

この現象を回避したい場合は、一旦保存して下書きに入れます。開くと、日本語/英数字フォントともに指定した日本語フォントになっています。
◇MSKB [OL2002] 半角英数字の入力時に フォントが Arial で表示される

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;414804

■ 新規HTML形式/新規リッチテキスト形式の書式

◎ 新規作成するHTML形式/リッチテキスト形式のメールの書式(既定値)を変更するには

  1. 「ツール」−「オプション」−「メール形式」タブをクリック

  2. 「フォント」をクリック

  3. 「新しいメッセージを作成するとき」の「フォントの選択」ボタンをクリックし、任意の書式を設定する


<< 注意 >> リッチテキスト形式のフォント指定についての注意点

  • フォントは、日本語(2バイト)フォントか半角英数字(1バイト)フォントどちらか1つのみ指定できます。

  • 英数字(1バイト)フォントを指定した場合は、英数字(1バイト)=指定したフォント、日本語(2バイト)=MSPゴシックになります。

  • 日本語(2バイト)フォント(MS明朝やゴシックなど)を指定した場合は、日本語=指定したフォント、半角英数字<入力時>=Arial、半角英数字<入力時以外>=指定した2バイトフォント、になります。(★補足(1) 参照)

  • 半角英数字、日本語(2バイト)、それぞれに対し任意のフォントを指定することはできません。(結果的に両方希望するフォントになる可能性はありますが)

<< 補足事項 >>

  • 受信メールや既存アイテムの書式(表示)はそのアイテムに保存されています。
    (送信者、作成者が設定した書式)

  • 返信/転送時の書式は設定方法が異なります。返信/転送時の書式の指定方法はこちら

  • Outlookのアイテム(連絡先や予定表など)はリッチテキスト形式ですので、これらの 新規アイテムにも反映されます。仕様は同じです。(※既存アイテムの書式はそれらのアイテムの書式に依存します)

  • 文字入力されたアイテム、既存アイテムの形式を変更した場合、既定の書式が適用されないことがあります。(新しいメッセージと見なさない為)その場合は手動で書式を設定してください。

  • HTML形式では、日本語フォントを指定した場合は「日本語/英数字=指定した日本語フォント」になり、英数字フォントを指定した場合は「日本語=MSPゴシック」、「英数字=指定したフォント」になります。

■ HTML形式/リッチテキスト形式のメールに返信/転送する時の書式

HTML形式、リッチテキスト形式のメールに返信/転送する際の書式は以下の方法で指定できます。

  1. 「ツール」−「オプション」−「メール形式」タブをクリック

  2. 「フォント」をクリック

  3. 「返信または転送するとき」の「フォントの選択」ボタンをクリックし、任意の書式を設定する


<< 注意 >> リッチテキスト形式のフォント指定についての注意点

  • フォントは、日本語(2バイト)フォントか半角英数字(1バイト)フォントどちらか1つのみ指定できます。

  • 返信/転送時のフォントに英数字フォントを指定した場合は、日本語は「新規HTML/リッチテキスト形式に指定した日本語フォント 」になります。(但し、新規HTML/リッチテキスト形式の既定フォントも英数字フォントだった場合は、MSPゴシックになります。)

  • 返信/転送時のフォントに日本語フォントを指定した場合は、英数字は「新規HTML/リッチテキスト形式に指定したフォント 」になります。=日本語フォントは英数字に適用されません。(但し、新規HTML/リッチテキスト形式の既定フォントも日本語フォントだった場合は、Arialになります。)

★補足(1

日本語(2バイト)フォント(MSゴシックやMS明朝等)を指定した場合は、2バイトフォントは指定したフォントになり、半角英数字フォントもその2バイトフォントになりますが、入力時はArialになります。それ以外(受信メールや送信済メール)の表示は指定した2バイトフォントです。

(例えばHG丸ゴシックM-PROを指定した場合は、半角英数字の読み取り時のフォントはHG丸ゴシックM-PROですが、入力時はArialになります。)
◇MSKB [OL2002] 半角英数字の入力時に フォントが Arial で表示される

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;414804

<< 補足事項 >>

  • 受信したテキスト形式のメールの返信/転送時に形式をリッチテキスト形式 に変換しても、返信/転送用に設定した書式は適用されません。デフォルトの日本語MSPゴシック、英数字Arial、10ptになります。これはOL2002の不具合です。
    ◇MSKB メッセージの形式を変更しても、返信メッセージのテキスト フォントが変更されない
    http://support.microsoft.com/kb/287820

テキスト形式の場合、メッセージに書式情報は保存されないため、画面表示用のフォントと、印刷表示用のフォントは異なります。

 

 

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