空白かどうかを判定する関数には主に次のものがあります。これら4つの違いは次の通りです。
セルに何も格納されていないなら空白 |
セルに何も表示されていないなら空白 |
|
-
COUNTBLANK(セル)
- IF(セル="",TRUE,FALSE)
- LEN(セル)=0
※注!スペースは空白とみなしません。 |
例えば↓のようにA1とB1が空白の場合、C1に=Concatenate(A1,B1)と入力すると空白が返ります。
これを空白と認識させるためにはCOUNTBLANKかIFかLENを使います。(ISBLANKでは
関数が格納されているため空白と認識しない)
■ ISBLANK関数
=ISBLANK(セル) … セルが空白なら(セルに何も格納されていないなら)TRUEを返します。
使い方例:セルが空白なら空白、そうでないなら…
= IF(ISBLANK(セル),"",VLOOKUP…)
補足:ISBLANK関数では結果が空白でも数式が入力されているなら空白とはみなしません。(FALSE)また、スペースが格納されている場合も空白とはみなしません。
■ COUNTBLANK関数(◎数式が入力されているセルを空白セルと認識できる)
=COUNTBLANK(セル) … 空白(何も表示されていない)セルを数えます。
使い方例:セルが空白なら空白、そうでないなら…
=
IF(CountBlank(セル)>=1,"",VLOOKUP…)
補足:COUNTBLANK関数では戻り値が空白なら数式が入力されていても空白とみなしてカウントします。
■ IF関数(◎数式が入力されているセルを空白セルと認識できる)
=IF (セル="",True,Flase) …
セルが空白ならTrue、そうでないならFlase
使い方例:セルが空白なら空白、そうでないなら…
= IF(セル="","",VLOOKUP…)
補足:数式が挿入されている空白セルは空白セルと認識します。
■ LEN関数(◎数式が入力されているセルを空白セルと認識できる)
=LEN(セル) … セルに表示されている文字数を数えます。空白なら0を返します。
使い方例:セルが空白なら空白、そうでないなら…
= IF(LEN(セル)=0,"",Vlookup…)
補足:表示されている文字数を数えるので、数式が挿入されている空白セルは0を返します。(空白セルと認識可能)
|