ピボットテーブルの元データ行が追加された場合、通常は範囲を指定しなおす必要がありますが、OFFSET関数で【名前】を作成すれば範囲の自動更新が可能です。
注:データ範囲の自動更新方法です。ピボットテーブルの自動更新ではありません。(ピボットテーブルは手動更新またはファイルオープン時の自動更新のみ)
■ データ範囲を自動更新するには
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まずはデータ範囲に名前を付けるため「数式」タブ−「名前の定義」をクリック
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任意の名前を入力し「参照範囲」にOFFSET関数でセル範囲を指定し「OK」をクリック
OFFSET(基準とするセルを指定
, ○行移動
, ○列移動
,行数
, 列数)
→ OFFSET(Sheet1!$A$1,0,0,COUNTA(Sheet1!$A:$A),4)
基準値をA1、行移動しないので0、列移動しないので0、行数は入力個数を指定するのでCountA(A:A)、列数は4
→ 行数としてCountA(A:A)が指定されているので、入力項目が増減すると個数がカウントされ、セル範囲が更新されます。
★★ 次にピボットテーブルのデータ範囲として【名前】を指定します★★
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ピボットテーブル内のセルを選択し「
オプション」タブ−「データソースの変更」をクリック
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データ範囲として名前を入力し「OK」をクリック
以上の操作により元データが追加された場合に範囲が自動更新されます。(選択しなおす必要がない)
但しピボットテーブルは自動更新されないので、ピボットテーブルで右クリック→更新、とするかファイルオープン時に自動更新させるなどしましょう。
参考:ピボットテーブルの自動更新
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