DMIN関数はデータベースを検索し、条件を満たすレコードのうち最小値を返します。
= DMIN(データベース,取り出したいフィールド名,条件範囲)
※
DMIN関数は1つの値を取り出します。レコードごと取り出したい場合はフィルタオプション(下部に説明あり)を使うと早いですが、フィルタオプションは条件が変わった場合、再度抽出しなおす必要があります。各項目ごとにDMIN関数やDGET関数、VLOOKUP関数を設定しておけば、条件やデータベースの内容が変わっても抽出レコードが更新されます。
例:【埼玉】【済】で最も古い日付を抜き出す
STEP1:条件範囲を作成する
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条件(フィールド名と値)を入力(G1:H2)
STEP2:条件(埼玉・済)に合致した最も古い日付を取り出す
=DMIN(A1:D11,A1,G1:H2)
DMIN(データベース,取り出したいフィールド名,条件範囲)
↓↓ F1に日付が表示されました↓↓
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DMIN関数では1つの値(日付)のみ取り出しますが、レコード(行ごと)抜き出す場合はフィルタオプションが簡単です。
条件範囲を作成します。
「住所=埼玉」「登録=済」はDMIN関数の条件範囲を同じように入力しますが、1番古い日時はMIN関数で指定します。
◎ 数式で指定するセルはデータベースの1番上のセル(A2)とします。参考:フィルタオプションで数式を使う方法
フィルタオプションでレコードを取り出します。
- データベース内にカーソルを置き「データ」タブ−「並べ替えとフィルター」にある「詳細設定」をクリック
- 条件範囲に数式セルとその上のセル(空白)を選択
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「抽出先」を「指定した範囲」とし「抽出範囲」のセルを指定
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レコード(行ごと)の抜出として、DMIN関数やDGET関数、VLOOKUP関数を項目分作成する手もあります(レコード抽出に見える)この場合、条件を変更すると抽出データもすぐ変化するという利点があります(フィルタオプションは再度抽出しないといけない) |
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