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Excel:○時以降は時給割増の計算方法

 

時給が↓の時間帯により割増になるとします。

時間帯

時給

9:00〜17:00

1000円(通常)

17:00〜22:00

1250円(残業25%増)

23:00〜明朝8:00

1500円(深夜50% 増)

 

「出勤時刻」「退社時刻」「休憩時間」のみ入力すれば上記の勤務時間と給料が返るようにしましょう。

(入力はA列〜C列のみとし、その他は自動入力されるようにします。)

※深夜の退勤時刻もあるので注意しましょう。

 

 

 

  • D列(@)に休憩を引いた17:00までの時間を入力

D列に以下条件式を入力します。

  • 退勤が17:00以降なら、休憩を引いた17:00までの勤務時間を入力

  • 退勤が午前0:00〜8:00なら、休憩を引いた17:00までの勤務時間を入力

  • それ以外は退勤−休憩−出勤

IF(B2>TIME(17,0,0),TIME(17,0,0)-A2-TIME(0,C2,0),IF(AND(B2>=TIME(0,0,0),B2<=TIME(8,0,0)),TIME(17,0,0)-A2-TIME(0,C2,0),B2-A2-TIME(0,C2,0)))


  • E列(A)に17:00〜22:00までの残業時間を入力

E列に以下条件式を入力します。

  • 退勤が17:00を過ぎていてかつ22:00まで、の場合は退勤−17:00

  • 退勤が22:00を過ぎている場合は、22:00−17:00

  • 退勤が午前0:00〜8:00なら、22:00-17:00

  • それ以外は(退勤が17:00まで)空白

(IF(AND(B2>TIME(17,0,0),B2<=TIME(22,0,0)),B2-TIME(17,0,0),IF(B2>TIME(22,0,0),TIME(22,0,0)-TIME(17,0,0),IF(AND(B2>=TIME(0,0,0),B2<=TIME(8,0,0)),TIME(22,0,0)-TIME(17,0,0),"")))


  • F列(B)に22:00〜の残業時間を入力

F列に以下の条件式を入力します。

  • 退勤が22:00以降なら退勤−22:00

  • 退勤が午前0:00〜8:00なら24Hを足してから22:00を引く

  • それ以外は空白

IF(B2>TIME(22,0,0),B2-TIME(22,0,0),IF(AND(B2>=TIME(0,0,0),B2<=TIME(8,0,0)),B2+"24:00"-TIME(22,0,0),""))


  • Cに各時間の合計を入力

SUM(D2:D6)

(※ 表示形式を[h]:mmに変更しましょう。)


  • Dに時給計算を入力

時間数(シリアル値)を、計算可能な数値に変換するには24を掛けます。

 

D9*24*1000

E9*24*1250

F9*24*1500

(※ 時間(シリアル値)×24=計算可能な数値、となります。例えば12:00(シリアル値は0.5)×24=12です。

 

 

 

<< POINT >>

  • シリアル値(時間)と時給を掛ける場合は、シリアル値(時間)×24として計算可能な数値に変更する必要があります。(例12:00(0.5)×24=12)

  • ○時間をシリアル値に変換するには○÷24とします。(例 12時間÷24=0.5)

 

 

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