間違って送信してしまったメールを取り消したい時に使う機能です。送信者も受信者も同じExchange組織内でOutlookを利用している場合のみ、取り消せる(相手が読む前に削除)可能性があります。(組織外にメッセージの取り消しをした場合は「○○(送信者)は○○(メール)を取り消します」というメールが送信されます。)
※この機能が使えるのはExchangeアカウントのみです。
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メッセージの取り消しを行うには
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送信済みアイテムから間違えたメールを開き、「アクション▼」−「メッセージの取り消し」をクリック
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メッセージの取り消しダイアログで、未読の場合の処理を選択し、「OK」をクリック
A:取消しが成功した場合、受信トレイから誤送信メールを削除します。
B:取消しが成功した場合、誤送信メールと後から送信する正しいメールを置き換えます。
C:受信者ごとに「成功」「失敗」のレポートが差出人に届きます。
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メッセージの取り消しが【成功】した場合の動作 |
取り消しが【成功】した場合は以下の動作をします。
(成功とは受信者がメールを読む前に削除された場合を指します)
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相手の受信トレイから誤送信メールが自動的に削除される
又は
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取り消し時に送信した正しいメールが誤送信メールと置き換えられる。
更に
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「メッセージの取り消し成功」という成功通知が差出人に届く
(通知は取り消し時「受信者ごとに取り消し状況を確認する」にチェック
を入れていた場合)
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メッセージの取り消しが【成功】する2つのパターン
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◆成功パターン1:下記条件を全てクリアした場合成功します
◆
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受信者が送信者と同じExchange組織内でOutlookを利用している
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送信者が取り消しメールを送った時点で、誤送信メールはまだ受信者に開かれていない
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受信者のOutlookで会議出席依頼の自動処理が有効になっている※1
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受信者のOutlookが2,3分程度、待機状態にある(Outlookは起動しているが、利用していない(他の作業をしている等))
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受信者が自動仕分けルールで誤送信メールを他のフォルダに移動していない
→
これらが全てクリアされた場合は、待機状態の後に誤送信メールが相手の受信トレイから削除されます。(取り消しメールも削除)置き換え用のメールを送信していた場合は、置き換えた正しいメールのみが残ります。
※1 会議出席依頼の自動処理=有効とは
2010:「ファイル」タブ−「オプション」−「メール」−「確認」にある「会議出席依頼、会議出席依頼への返信、投票を自動処理する」にチェック
2002-2007:「ツール」−「オプション」−「初期設定」タブの「メールオプション」−「確認オプション」
にある「会議出席依頼を自動処理する」にチェック
◆成功パターン2:下記条件を全てクリアした場合成功します
◆
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送信者が取り消しメールを送り、誤送信メールがまだ受信者によって開かれていない
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受信者が取り消しメールを先に開いた
→
これらがクリアされた場合、誤送信メールは相手の受信トレイから削除されます。(取り消しメールも削除)置き換え用のメールを送信していた場合は、置き換えた正しいメールのみが残ります。(※置き換え用の正しいメールを先に開いたとしても、成功しませんので注意。
取り消しメールを先に開く必要があります。)
成功するのは上記2つのパターンのみです。これ以外は全て失敗します。
失敗した場合は「誤送信メール」「取消メール」「置き換えメール(※送信した場合)」が受信者に届きます。つまり「メッセージの取り消し
」が成功するか失敗するかは相手のOutlookの状況によるということです。
ただ成功/失敗は別として「送信したメッセージは誤送信でした」と伝える手段として利用するユーザーも多いようです。
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