対象:Exchange Online,Outlook365
◆ Outlook(M365)で11人以上に自動転送するには
Outlook365での自動転送は10人までです。(仕分けルール「転送」「リダイレクト」どちらも)解決法を3つご紹介します。
【現象】
Outlook(365)で「ホーム」ー「仕分けルールと通知の管理」から「名前/パブリックグループへ転送する」または「名前/パブリックグループにリダイレクトする」とした場合、10人までしか転送できません。11人以上指定した場合、設定自体は完了しますが、1人も転送されません。
【注意事項】
仕分けで複数の条件を作っても11人以上へは転送されません。
仕分けで転送の転送はできません 。
仕分け+EACのリダイレクト転送は可能です。例えばAさん が受信したメールを、仕分けでA→B、EACリダイレクト転送でB→Cは可能(結果としてA→B→Cへ転送の転送)
【解決法】※操作方法は後述
Exchange配布グループを作成し、仕分けでグループへ転送(何人でもOK)
Exchange配布グループを作成し、EACでグループへリダイレクト転送(何人でもOK)
Exchange配布グループ+個別指定で仕分け転送(グループは1と数えます。グループアドレスが1つなら個別指定は9人までです)
仕分けルールでメールをフォルダへコピーし、複数人でフォルダを共有
Exchange配布グループにOutlookの仕分けルールで転送・リダイレクトします。 EACで配布グループを作成し転送したい組織内のメンバーを入れる Outlookを起動し「ホーム」ー「仕分けルールと通知の管理」から「名前/パブリックグループへ転送する」または「名前/パブリックグループにリダイレクトする」でグループアドレスを指定 ※転送先をグループアドレス+個々のアカウントとする場合は、グループアドレスも1とカウントされます。グループアドレスを2つ指定したら個々のアカウントは8人まで指定できます。
Exchange配布グループにOutlookの仕分けルールで転送・リダイレクトします。
EACで配布グループを作成し転送したい組織内のメンバーを入れる
Outlookを起動し「ホーム」ー「仕分けルールと通知の管理」から「名前/パブリックグループへ転送する」または「名前/パブリックグループにリダイレクトする」でグループアドレスを指定
※転送先をグループアドレス+個々のアカウントとする場合は、グループアドレスも1とカウントされます。グループアドレスを2つ指定したら個々のアカウントは8人まで指定できます。
Exchange配布グループにExchange管理センターでリダイレクト転送します。 EACで配布グループを作成し転送したい組織内のメンバーを入れる Exchange管理センター→「受信者」→「メールボックス」から転送元のアドレスをダブルクリック 「メールボックスの機能」の「メールフロー」下の「詳細の表示」をクリック 「転送を有効にする」「転送先アドレスとメールボックスの両方にメッセージを配信します」にチェックを入れ(←任意)「参照」から転送先の配布グループを指定し「OK」で閉じる
Exchange配布グループにExchange管理センターでリダイレクト転送します。
Exchange管理センター→「受信者」→「メールボックス」から転送元のアドレスをダブルクリック
「メールボックスの機能」の「メールフロー」下の「詳細の表示」をクリック
「転送を有効にする」「転送先アドレスとメールボックスの両方にメッセージを配信します」にチェックを入れ(←任意)「参照」から転送先の配布グループを指定し「OK」で閉じる
目的のメールを特定のフォルダにコピー/移動するルールを作成します。そのフォルダを転送したいメンバーで共有すれば結果的にメールを 自動入手できます。 ◆STEP1:仕分けルールを作成◆
目的のメールを特定のフォルダにコピー/移動するルールを作成します。そのフォルダを転送したいメンバーで共有すれば結果的にメールを 自動入手できます。
◆STEP1:仕分けルールを作成◆
「ルール」−「仕分けルールと通知の管理」をクリック 「新しい仕分けルール」をクリックし「受信メッセージにルールを適用する」→「次へ」 任意の条件を指定し「次へ」 「指定フォルダーへ移動する」 又は「コピーを指定フォルダーへ移動する」にチェックを入れ、下のボックスでフォルダを指定 「次へ」で「完了」 ◆STEP2:フォルダを共有◆ 移動/コピーフォルダを右クリック−「プロパティ」 「アクセス権」タブで「追加」をクリックし、共有したいユーザーを指定 「アクセス許可レベル」は任意(メールの表示だけなら参照者でOK)で「OK」をクリック Outlookフォルダウィンドウ最上位(メールアドレス)を右クリックし「データファイルのプロパティ」をクリック 「追加」をクリックし共有したいユーザーを指定し、「フォルダーの表示」にチェックを入れて閉じる ◆STEP3:共有ユーザー側の操作◆ ファイル→「アカウント設定」→「アカウント設定」 アカウントを選択し「変更」→「その他の設定」→「詳細設定」 「追加」をクリックし親展フォルダを持つユーザーを指定 → 共有ユーザーのOutlookフォルダウィンドウに当該フォルダが表示されます。
「ルール」−「仕分けルールと通知の管理」をクリック
「新しい仕分けルール」をクリックし「受信メッセージにルールを適用する」→「次へ」
任意の条件を指定し「次へ」
「指定フォルダーへ移動する」 又は「コピーを指定フォルダーへ移動する」にチェックを入れ、下のボックスでフォルダを指定
「次へ」で「完了」
◆STEP2:フォルダを共有◆
移動/コピーフォルダを右クリック−「プロパティ」
「アクセス権」タブで「追加」をクリックし、共有したいユーザーを指定
「アクセス許可レベル」は任意(メールの表示だけなら参照者でOK)で「OK」をクリック
Outlookフォルダウィンドウ最上位(メールアドレス)を右クリックし「データファイルのプロパティ」をクリック
「追加」をクリックし共有したいユーザーを指定し、「フォルダーの表示」にチェックを入れて閉じる
◆STEP3:共有ユーザー側の操作◆
ファイル→「アカウント設定」→「アカウント設定」
アカウントを選択し「変更」→「その他の設定」→「詳細設定」
「追加」をクリックし親展フォルダを持つユーザーを指定
→ 共有ユーザーのOutlookフォルダウィンドウに当該フォルダが表示されます。