メールアドレスはそのままで表示名(DisplayName)を変更する方法をご紹介します。表示名はグローバルアドレス帳、差出人情報、接続先メールボックス名などに利用されます。★コマンドでの表示名変更はこちら
■ Active Directoryからの変更
ユーザーアカウントをダブルクリックし「表示名」を変更
(ユーザーアカウントを右クリックし「名前の変更」とすると、オブジェクト名、表示名、ログオンIDなども一度に変更可能)
■ Exchange管理センター(Exchange Admin
Center)からの変更
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Exchange管理センター(EAC)へアクセス
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recipients-mailboxesで当該ユーザーアカウントを検索
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ダブルクリックして開き「Display name」を変更する
※ NameはAD上のオブジェクト名(フルネーム・名前の部分)
■ Exchange管理シェル・PowerShell
Set-Mailbox -Identity
現表示名 -DisplayName "新表示名"
■ ADコマンドで表示名を変更する
Set-ADUser
-Identity "ユーザーID" -DisplayName "新表示名"
※十分なアクセス権がありませんエラーの場合は管理者権限で実行(runas /user:DOMAIN\管理者
powershellでPS起動でOK)
※補足
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表示名は差出人名、メールボックス名(共有時など)、グローバルアドレス帳などで使用されます。環境によっては即反映はされません(特に差出人名、フォルダツリーのメールボックス名は2時間位かかることもあります)
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共有しているメールボックスの場合は、Exchange側のフルアクセス権限を一旦削除して再度つけなおさないと古い表示名のままフォルダ一覧に表示されることがあります
(更新が遅い)
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アクセス権を貰い、Outlookのアカウントの設定→「詳細設定」から設定してフォルダツリーに常時接続しているユーザーは一旦切断し再接続しないと表示名は更新されない場合があります。
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共有メールボックスの接続(フォルダ一覧に表示できるメールボックス)の数は32エントリが限度です。アーカイブメールボックスのある環境ではこれも1つと数えられますのでご注意ください。