■ Remove-Inboxruleコマンド
Outlookの仕訳ルールを削除します。Outlookから見えないルールも削除することができるのでサポートで役立ちます
(とはいえOWAでアクセスして削除する方が早いのでトラブル時はまずはOWAを試しましょう)
▼Exchange Onlineに接続
Connect-ExchangeOnline -UserPrincipalName
ユーザー名@xx.com |
※Connect-ExchangeOnline →サインイン画面でもOK!
▼仕訳ルールを表示
Get-InboxRule -Mailbox A@xx.com |
結果が返ります。赤字はルール名、TrueはチェックON(有効)FalseはチェックOFF(無効)です。Priority数字は優先順位です。
Name Enabled Priority RuleIdentity
---- ------- -------- ------------
自動転送 True
1 511487606146
自動削除 False
2 518688344082
---- ------- -------- ------------
ルール名・True(有効)False(無効)・優先順位
▼ルールの内容を確認(削除前に確認可能)
↓のコマンドでは「自動転送」というルールの内容を表示します。
Get-InboxRule -Mailbox A@xx.com
-Identity "自動転送" | fl |
RunspaceId :
f6fse0a5-3ee1-4a2-a1c5-da8ab5e26
Description : メッセージが次の場合:
メッセージを 'yamada taro' から受信した場合
次の操作を行います:
'tanaka hanako' にメッセージを転送する
▼仕訳ルールを削除
ここでは「自動転送」ルールを削除します。
Remove-Inboxrule -mailbox
A@xx.com -identity "自動転送" |
Confirm
Are you sure you want to perform this action?
メールボックス "A" から受信トレイ ルール ID: "自動転送"
を削除しています。
[Y] Yes [A] Yes to All [N] No [L] No to All [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
→ Yと入力しENTERキー
▼仕訳ルールを全て削除
ルールを全削除
Get-InboxRule -Mailbox UserA@xx.com |
Remove-InboxRule |
↓↓
ルールごとに削除してもよいか聞いてくれます。↓の例では
Confirm
Are you sure you want to perform this action?
メールボックス "A"から受信トレイルール ID:"A\1346203441154"を削除しています。
[Y] Yes [A] Yes to All [N] No [L] No to All [?] ヘルプ (既定値は "Y"):
→ Yと入力しENTERキー
※補足※
このコマンドはOutlook画面からは見えないルールを削除するのに便利です。(不具合でルールが残ることがある)そのような場合は先にGet-InboxRule
-Mailboxコマンドでルールを一覧表示し、削除したい仕訳名をメモします。その上でRemove-Inboxrule
-mailbox A@xx.com -identity "ルール名"コマンドにより該当ルールを削除しましょう。
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