Outlook予定表 ： グループスケジュールで他ユーザーの予定が表示されない

Outlookのグループスケジュールでは、所有者が公開方法を「予定あり」「仮の予定」「外出中」のいづれかに設定している予定は、社内ユーザー間でお互いに予定の有無（日時）を確認できます。予定の内容 （中身）も公開したい場合は、【参照者】以上のアクセス権をユーザーに付与します。

※Outlook2007以降（Exchange2007以降）では、既定のアクセス権を「なし」にすることで、公開方法に関わらず全ての予定を他のユーザーから非表示にすることができます。Outlook2003までは公開方法を「空き時間」にしない限り、予定の有無だけは社内ユーザーに公開されます。

グループスケジュールで他ユーザーの予定が表示されない原因とは？（順に確認してください。）

◆ 予定表フォルダのアクセス権を確認する（所有者の確認）

1. 所有者の予定表を右クリックし「プロパティ」をクリック

2. 「アクセス権」タブをクリック

3. 予定の有無のみ公開する場合は「アクセス許可レベル」を「空き時間情報」とする（※Outlook2003では「なし」とする）

   予定の内容も公開する場合は「アクセス許可レベル」を「参照者」以上にする

　

◆ 予定アイテムが公開されているか確認する（所有者の確認）

1. 予定アイテムを開く

2. 「公開方法」を「予定あり」「仮の予定」「外出中」のいづれかにする

　

◆ 公開方法が「空き時間」の予定も表示する（閲覧者の確認）

1. 「ファイル」タブ−「オプション」をクリック

2. 「予定表」−「表示オプション」にある「グループスケジュールに空き時間として公開されている予定を表示する」のチェックを入れる

※【参照者】以上の権限を付与されている場合は、上記の設定により「空き時間」の予定アイテムもグループスケジュール表示で表示されるようになります。

　

◆ スケジュールアシスタントの「予定表の詳細を表示」設定を確認（閲覧者の確認）

1. 予定アイテムや会議出席依頼でスケジュールアシスタントを表示

2. 左下の「オプション▼」をクリックし「予定表の詳細を表示」にチェックを入れる
   及び

3. 「ファイル」タブ−「オプション」−「予定表」−「スケジュールアシスタント」を表示

4. 「予定表の詳細をスケジュール設定グリッド内に表示する」「予定表の詳細をポップアップヒントに表示する」にチェックを入れる

※ 【空き時間情報、件名、場所】以上の権限（2007〜）を付与されている場合は、これらの情報が表示されます。

　

　

◆ お互いのOutlookを再起動する（所有者・閲覧者の確認）

• 設定がサーバーに反映されるまで多少時間がかかることがあります。

※ 予定表の共有、グループスケジュールについては「Outlook：ユーザー間で予定表を共有する （完全ガイド）」を参照してください。