他のファイルの文字列やページ番号を参照したい場合は、LINKフィールド
を使います。
(相互参照ダイアログ及びその実態であるRefフィールドではできません)
また、ここではグループ文書・サブ文書は使わない方法で行います。
■ 別ファイルの文字列を参照する
例:A.docxの【Wordの使い方】を、B.docxで参照します。
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参照元(A.docx)を開き、文字列(Wordの使い方)を選択しCtrl+Cキーでコピー
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参照先(B.docx)を開き、「ホーム」→「貼り付け▼」→「形式を選択して貼り付け」をクリック
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「リンク貼り付け」をONにし「テキスト」を選択して「OK」をクリック
※書式も反映させたい場合は「HTML」を選択
これだけです。参照元(A)の文字列を変更すれば、参照先(B)も自動的に更新されます
。
※自動更新のタイミング…
参照先(B)ファイルを開いた時、又は選択してF9キー
■ 別ファイルのページ番号を参照する
例:A.docxの【Wordの使い方】の箇所のページ番号を、B.docxで参照します。
-- ブックマークを使う場合 --
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参照元(A.docx)を開き、文字列(Wordの使い方)を
選択し「挿入」→「ブックマーク」をクリック
※ここではWORDというブックマーク名
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ヘッダーフッター内どこでもいいのでカーソルを置く★解説1★
※頁番号はヘッダーフッターで自動更新される為、ここにSETフィールドを置くことでブックマークも自動更新可能(参照元が更新されないと参照先でも更新されない)
▼【ブックマークWORD】の【ページ番号】を、”PageN”という【ブックマーク
に格納】します▼
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Ctrl+F9キーを押す → { }
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set PageN と入力し、Ctrl+F9キーを押す→ { set PageN { } }
★解説2★
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pageref WORD と入力 → { set PageN { pageref WORD } }
★解説3★
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Alft+F9キーを押してフィールドコードを非表示にする
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参照先(B.docx)を開き、 「挿入」−「クイックパーツ」−「フィールド」をクリック
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「LINK」を選択し「クラス名=Word.Document.12」、「ファイル名またはURL」でフルパス入力。「フィールドの自動更新」「オブジェクトをテキスト形式で挿入」にチェックを入れ【フィールドコード】をクリック

ファイル名の後に半角スペースを入力し、A.docxのブックマーク”WORD”の頁番号を格納したブックマーク”PageN”を入力し「OK」

Alt+F9キーを押し、F9キーを押して更新する
※フィールドコードはLINK
Word.Document.12 C:\\A.docx PageN \a \t のようになります。
※補足と解説※
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元文書にはOLE_LINK●というブックマークが挿入され、先文書にはLinkフィールドが挿入されます。(LinkフィールドでOLE_LINK1を参照)
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両ファイル間でリンクが設定された為、先文書を開く際に「この文書には、他のファイルへのリンクが含まれています。リンクされたファイルのデータでこの文書を更新しますか?」というメッセージが表示される場合があります。この場合は「はい」をクリックしてください。
■ IncludeTextフィールドを使う場合
※操作は断然LINKフィールドの方が楽です。
STEP1:参照元ファイルにブックマークを挿入
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参照したい箇所を選択し「挿入」→「リンク」→「ブックマーク」
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ブックマーク名を入力し(先頭数字は不可)「追加」をクリック

STEP2:参照先ファイルでIncludeTextを挿入
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「挿入」→「クイックパーツ」→「フィールド」をクリック
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INCLUDETEXTを選択し「フィールドコード」をクリック
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フィールドコードボックスに”ファイル名"
ブックマーク”を入力
※パスで指定するなら"C:\A.docx" Username など。
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「OK」をクリック
選択してF9キーを押せば更新されます。INCLUDETEXTの良いところは書式を指定できたり、RDフィールドを使ったりできるところです(全角など)
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