本文の見出しは大文字なのに、目次では小文字になってしまう、ということがあります。
これは、実際は小文字である本文の見出しに「全て大文字」という書式が設定されている為に起こります。
通常、本文の書式は目次には反映されません。(例えば本文の見出し文字列が赤字だからといって、目次まで赤にはならないのと同じです)
よって「全て大文字」という書式が目次に反映されないという仕様によりこの現象は起こります。
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再現手順 |
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新規文書の任意の場所に「abc」と入力し、範囲選択して「書式」−「フォント」をクリック
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「すべて大文字」にチェックを入れ、「OK」で閉じる(→ABCとなる)
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ABCを参照して目次を作る(→「ABC」ではなく「abc」の目次が作成される)
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回避法
(1) |
本文見出しの「すべて大文字」を解除し、大文字で入力する
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本文見出し文字列を選択し、フォントダイアログを表示
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「すべて大文字」のチェックを外す
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目次を更新(F9キー)する
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回避法
(2) |
目次スタイルに対しても「すべて大文字」の書式を設定する(※但し、同じ目次スタイルの文字列は全て大文字になるので、それでもよい場合に設定してください。)
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「ホーム」タブ−「スタイル」ボタンをクリックし、スタイルウィンドウを表示
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スタイルを変更したい目次のページ番号の左側にカーソルを置く
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スタイルウィンドウの「目次○」を右クリックし「変更」をクリック
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「書式」−「フォント」をクリックし、「すべて大文字」にチェックを入れる
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