Word文書を開くと次のメッセージが表示されることがあります。
「この文書には、他のファイルへのリンクが含まれています。リンクされたファイルのデータでこの文書を更新しますか?」
原因 同一文書または他文書の情報をリンクとして挿入※1しており、かつリンクの更新が自動の場合にこのメッセージが表示されます。例えば次の場合です。
文字列をコピーし「形式を選択して貼り付け」で「リンク貼り付け」をクリックした 「挿入」−「オブジェクト」−「ファイルから」をクリックし、「リンク」として他ファイルの情報を挿入した かつ 「ファイル」タブ−「オプション」−「詳細設定」−「全般」にある「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックが入っている ※1 リンクとしてデータを挿入するとLinkフィールドとして挿入され、リンク元が変更されると文書内のデータ(フィールド)も更新されます。
文字列をコピーし「形式を選択して貼り付け」で「リンク貼り付け」をクリックした
「挿入」−「オブジェクト」−「ファイルから」をクリックし、「リンク」として他ファイルの情報を挿入した かつ
「ファイル」タブ−「オプション」−「詳細設定」−「全般」にある「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックが入っている
※1 リンクとしてデータを挿入するとLinkフィールドとして挿入され、リンク元が変更されると文書内のデータ(フィールド)も更新されます。
対応
「はい」をクリックした場合 文書に含まれるリンク(フィールド)が更新され、編集時も随時更新※2(元のデータが変更されるとフィールドは自動更新)の状態になります。リンク情報を更新したい場合は「はい」をクリックしましょう。但しリンク元の情報に不備があると(リンク元ファイルにアクセスできない、ファイル名が異なる等)エラーが発生します。 「いいえ」をクリックした場合 文書に含まれるリンク(フィールド)は更新されず、前回保存時の状態のまま固定されます。編集時も元データが変更されても自動更新されません。しかし手動更新(リンク(フィールド)を選択しF9キーを押す)は可能です。 ※2 リンクによっては自動更新しないものもあります。この場合にはリンク(フィールド)にカーソルを置きF9キーを押して手動更新します。
「はい」をクリックした場合 文書に含まれるリンク(フィールド)が更新され、編集時も随時更新※2(元のデータが変更されるとフィールドは自動更新)の状態になります。リンク情報を更新したい場合は「はい」をクリックしましょう。但しリンク元の情報に不備があると(リンク元ファイルにアクセスできない、ファイル名が異なる等)エラーが発生します。
「いいえ」をクリックした場合 文書に含まれるリンク(フィールド)は更新されず、前回保存時の状態のまま固定されます。編集時も元データが変更されても自動更新されません。しかし手動更新(リンク(フィールド)を選択しF9キーを押す)は可能です。
※2 リンクによっては自動更新しないものもあります。この場合にはリンク(フィールド)にカーソルを置きF9キーを押して手動更新します。
メッセージが表示されないようにするには? 「ファイル」タブ−「オプション」−「詳細設定」−「全般」にある「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックを外すと(注:これはWordの設定であり 当文書の設定ではありません。)メッセージは表示されません。文書内のリンクは自動更新されず編集中も更新されませんが、手動更新(F9キー)は可能です。
文書内のどこにリンクが挿入されているの? これらのリンクはLinkフィールドによって機能しているため、このフィールドを見つけることで挿入場所が分かります。
「ファイル」タブ−「オプション」−「詳細設定」をクリック 「構成内容の表示」にある「フィールドの網かけ表示」で「表示する」を選択し「OK」をクリック ↓フィールドが網かけで表示されます。これだけでは他のフィールドも同様に表示されるため、Linkフィールドのみを確認するには次の操作を行います。 F5キーを押し、「ジャンプ」ダイアログで「フィールド」を選択後、フィールド名を「LINK」にして「次へ」をクリックしていく 補足:文書内を全選択し「Shift」+「F9」キーを押すとフィールドコードが表示されるため、これを確認してLinkフィールドを見つけることもできます。
「ファイル」タブ−「オプション」−「詳細設定」をクリック
「構成内容の表示」にある「フィールドの網かけ表示」で「表示する」を選択し「OK」をクリック ↓フィールドが網かけで表示されます。これだけでは他のフィールドも同様に表示されるため、Linkフィールドのみを確認するには次の操作を行います。
F5キーを押し、「ジャンプ」ダイアログで「フィールド」を選択後、フィールド名を「LINK」にして「次へ」をクリックしていく 補足:文書内を全選択し「Shift」+「F9」キーを押すとフィールドコードが表示されるため、これを確認してLinkフィールドを見つけることもできます。
リンク元を確認・変更するには どこにリンクされているのか(リンク元の確認)、リンクの解除、リンクの更新方法の変更などができます。
◆ 方法1:リンクの設定ダイアログで確認する リンク(Linkフィールド)を右クリックし「リンクされたWord文書オブジェクト」−「リンクの設定」をクリック 「リンクの設定」ダイアログが表示され、リンク元ファイルやブックマークの確認、リンクの解除、リンクの更新方法の変更などができます。 「リンクの解除」をクリックすると、選択したリンク(フィールド)は通常の文字列に変換されます。(フィールドを選択しCtrl+Shift+F9キーを押した場合と同じ動作) 「リンク元を開く」をクリックするとリンク元ファイルが開きます。(同一文書がリンク元の場合は何も動作しません) 「リンク元の変更」ではリンク元ファイルを別文書に変更できます。 リンクの更新方法で「更新しない」にチェックを入れると、手動更新(F9キー)もできません。 「自動更新」がONのリンクでも、Wordの「オプション」−「詳細設定」−「全般」にある「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックが入っていないと自動更新されません。(F9キーによる手動更新のみ可能)「手動で更新」がONのリンクは「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックが入っていても自動的に更新されません。(F9キーによる手動更新のみ可能) ◆ 方法2:フィールドコードで確認する リンク(フィールド)にカーソルを置き「Shift」+F9キーを押す ↓フィールドコードが表示され、リンク元ファイル名やブックマーク等が表示されます。(※ 再度Shift+F9キーを押すと戻ります。)
◆ 方法1:リンクの設定ダイアログで確認する
リンク(Linkフィールド)を右クリックし「リンクされたWord文書オブジェクト」−「リンクの設定」をクリック
「リンクの設定」ダイアログが表示され、リンク元ファイルやブックマークの確認、リンクの解除、リンクの更新方法の変更などができます。
「リンクの解除」をクリックすると、選択したリンク(フィールド)は通常の文字列に変換されます。(フィールドを選択しCtrl+Shift+F9キーを押した場合と同じ動作)
「リンク元を開く」をクリックするとリンク元ファイルが開きます。(同一文書がリンク元の場合は何も動作しません)
「リンク元の変更」ではリンク元ファイルを別文書に変更できます。
リンクの更新方法で「更新しない」にチェックを入れると、手動更新(F9キー)もできません。
「自動更新」がONのリンクでも、Wordの「オプション」−「詳細設定」−「全般」にある「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックが入っていないと自動更新されません。(F9キーによる手動更新のみ可能)「手動で更新」がONのリンクは「文書を開いたときにリンクを自動的に更新する」にチェックが入っていても自動的に更新されません。(F9キーによる手動更新のみ可能)
◆ 方法2:フィールドコードで確認する
リンク(フィールド)にカーソルを置き「Shift」+F9キーを押す ↓フィールドコードが表示され、リンク元ファイル名やブックマーク等が表示されます。(※ 再度Shift+F9キーを押すと戻ります。)