Wordでは各フィールドごとにスイッチがあります。ここでは多くのフィールドで使える主な共通スイッチをご紹介します。(一般書式・数値書式・日付時刻)
◆ 一般書式スイッチ(\*)
主に利用する一般書式スイッチは3種類
(数値変換、全半角、大小文字)です。\*で記述します。
※確認したい場合、数字は{
=数字 \* 書式 } 、文字は{ Quote 文字 \* 書式}等で可能。(例 {=2
\* alphabetic}→b
{quote bye \* upper}→BYE)
(1) 数値変換(対:数字) |
(2) 全角・半角(対:英数カナ) |
(3) 大文字・小文字(対:英字) |
\* arabic →
1,2,3 |
\* dbchar(全角)
→
word WORD 100 |
\* upper(大文字) → WORD WORD
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\* alphabetic
→ a,b,c
\* ALPHABETIC
→ A,B,C |
\* sbchar(半角)
→ word WORD 100 サル |
\* lower(小文字) → word
word |
\* roman →
i,A,B
\* ROMAN →
T,U,V |
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\* caps(各単語の先頭大文字) → My
Home |
\* ordinal →
1st,2nd,3rd |
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\* Firstcap(先頭単語の先頭大文字) →
My home |
\* cardtext →
one,two,three |
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\* ordtext →
first,second,third |
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\* aiueo →
ア,イ,ウ, |
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\* dbnum1 →
漢数字(単位を含まない)
例:12 → 一二
54 → 五四 |
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\* dbnum2 →
漢数字(単位を含む)
例:12 → 十ニ
54 → 五十四 |
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\* dbnum3 →
漢数字(壱、弐、参)
例:5 → 伍
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\* iroha →
イ,ロ,ハ |
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\* circlenum →
@,A,B(20まで) |
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◆ 数値書式スイッチ(\#)
数値書式スイッチは数値の表示形式(3桁区切りなど)を指定できます。\#で記述します。
桁数を指定(0001や四捨五入) |
\# 0
★
有効な整数は全て表示し指定した桁数より少ない場合は0を表示します
。小数点以下は四捨五入されます。
例
{ = 9 \# 0000}
→ 0009
例
{ = 9 \# 0.0}
→ 9.0
例
{ = 9.8 \# 0}
→ 10 (有効な整数を表示するため、小数点以下は四捨五入)
\# #
★
有効な整数は全て表示し指定した桁数より少ない場合はスペースを表示します。小数点以下は四捨五入されます。
例
{ = 9 \# ####}
→ ■■■9
例
{ = 9 \# #.#}
→ 9.■
例
{ = 9.8 \# #}
→ 10 (有効な整数を表示するため、小数点以下は四捨五入) |
三ケタ区切り |
\#
0, → 8,000
\#
\\0,
→ \8,000
\# #,##0 → 8,000
★よく使われる\# #,##0は、3桁以下の場合に不要なスペースが表示されます。\#
0,なら不要なスペースなしで3桁区切りにできます。 |
文字列を追加("で全体を囲むか'で文字列を囲む) |
\#
"0円"
\# "###,0円"
など
★ダブルクォーテーション(")で全体を囲む
例
{ = 8000 \# "送料込 #,##0円"} →
送料込 8,000円
例
{ = 80 \# "#.0%" } → 80.0%
例
{ MergeField 番号 \# "ID0000番"} →
ID0001番
▼アポストロフィ(')で文字列を囲んでもOKですが
値の前に文字が追加できないので全体を””で囲む方をお奨めします。
\#
0'円'
または…
\# ###,0
'円' ★アポストロフィ(')で文字列を囲む
例
{ = 8000 \# #,##0 '円' } →
8,000円
例
{ = 48.6 \# #.0 'キロ' } → 48.6キロ
◎Point:ダブルクォーテーションで全体を囲むと表示形式の前後に文字を追加でき、%や$も追加できます。(アポストロフィでは前には追加できない) |
小数点第一位で表示 |
\#
0.0 ★小数点第一位で表示(第二位で四捨五入)
例
{ = 8.68 \#
0.0} → 8.7
例
{ = 0 \#
0.0} → 0.0
補:{ =0 \# #.0}
→ ■.0 になります。
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◆ 時刻日時表示スイッチ(\@)
スイッチ(例) |
意味 |
日時表示 |
補足 |
\@ H:mm
\@ h:mm |
大文字H
… 24時間表記(18時)
小文字h
… 12時間表記(6時)
mm
…
06分 |
18:00
6:00 |
2桁(HHやhh)
→ 06:00や06時になります。(分はmmでよいでしょう)
※mmは必ず小文字です(Mは月表示)尚、mでも分を出せますが、18:6などはおかしいのでmmをお奨めします(18:06) |
\@ "H時mm分" |
任意の文字列を含める |
13時00分 |
文字を含める場合は"
"で囲みます。 |
\@
"am/pm
h:mm"
|
AMまたはPMで表示 |
PM 1:00 |
am/pm
または AM/PMを””で囲んで入力します(大小文字どちらで入力してもOKですが結果は必ず大文字(AM
8:00)です) |
\@
"AMPMh:mm" |
午前または午後で表示 |
午後1:00 |
AMPMを""で囲んで入力します。 |
\@
H:mm:ss |
ss … 秒 |
8:10:50 |
"AMPMh時mm分ss秒" → 午後3時05分50秒 |
\@ "yyyy" |
西暦(年) 2016 |
2016 |
|
\@ "yy" |
西暦(年) 16 |
16 |
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\@ "yyyy/MM/dd" |
年月 2016/04/01 |
2016/01/01 |
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\@ "ge" |
H〇 H28 など |
H28 |
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\@ "ggge" |
平成28 |
平成28 |
例 {date \@ "ggge年"} |
\@ "M月"
\@ "MM月" |
月 を表示 |
4月 04月 |
小文字のmは分なので注意!
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\@ "MMM" |
月を英語表記(省略形) |
Apr |
|
\@ "MMMM" |
月を英語表記 |
April |
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\@ "d"
\@ "dd" |
日 を表示 |
6日 06日 |
例 { date \@ "ggge年M月d日" } |
\@ "ddd" |
曜日を英語表示(省略形) |
Mon |
|
\@ "dddd" |
曜日を英語表示 |
Monday |
|
\@ "aaa" |
曜日を表示 |
月 |
例 { date \@ "aaa曜日" } →
月曜日 ★Excelと違い、aaaaで月曜日にはならない |
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