≪初めに…≫
「チェック/コメント」ツールバーに表示される変更履歴の校閲者名の仕様は、バージョンによって異なります。
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Word2002
1回の起動で開いた全ての文書の校閲者名が「チェック/コメント」ツールバーに表示されます。
(文書を閉じても校閲者名は表示)Wordを終了し
、1ファイルのみを開けばその文書
の校閲者のみ
が表示されます。
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Word2003/2007
アクティブな文書の校閲者名のみが、「チェック/コメント」ツールバーに表示されます。
(WD2007の場合は、「校閲」タブ−「変更履歴とコメントの表示」−「校閲者」)
ここではこの仕様ではなく、文書内に履歴が存在しない
にも関わらず校閲者名が表示される不具合についての回避法をご説明します。
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≪解決法 1≫−文書に存在しない校閲者名を削除するには |
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現象の発生する文書を開き、「ファイル」−「名前を付けて保存」をクリック
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「ファイルの種類」=「リッチテキスト形式(RTF)」を指定して「保存」をクリック
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Wordを再起動し、該当文書を開いてみる
上記で成功した場合は、再度ファイル形式をdocにして保存しなおしてください。
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≪解決法 2≫−文書に存在しない校閲者名を削除するには |
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現象の発生する文書を開き、「ファイル」−「名前を付けて保存」をクリック
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「ファイルの種類」=「Word6.0/95(*.doc)」を指定して「保存」をクリック
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Wordを再起動し、該当文書を開いてみる
この方法では、履歴部分の校閲者名が「Unknownさん」になる場合があります。そのような箇所は再度履歴を付け直してください。
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≪解決法 3≫−文書に存在しない校閲者名を削除するには |
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"存在しない校閲者名"が保存されている文書を開き、「ツール」−「オプション」をクリック
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「セキュリティ」タブで「ファイルを保存するとき個人情報を削除する」にチェックを入れ「OK」をクリック
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上書き保存し、Wordを再起動後、該当文書を開いてみる
上記で、全ての校閲者名が「作成者さん」に変更されます。
※この設定は文書単位です。今後、
同じ文書で校閲者名を記録したい場合は、上記2のチェックを外してから編集しましょう。
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≪再現例≫−文書内に履歴がない「校閲者名」が表示される
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「チェック/コメント」ツールバーの「表示」−「校閲者」をクリックすると、文書内に履歴がないにも関わらず、校閲者名が表示されることがあります。原因としてはメタデータとして以前の校閲者が残ってしまったり、同時に開いている他文書から校閲者情報のみがコピー・保存されてしまうといったものがあります。
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文書A(User1の校閲者名が保存されている)を開く
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文書B(User2、User3の校閲者名が保存されている)を開き変更/保存し、Wordを終了する
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再度文書Bを開くと、校閲者名がUser1、User2、User3になっている(当然User1の履歴はありません。)
"存在しない校閲者名"は、削除しようとしても中々できません。例えば、
校閲者名をUser1のみの表示にし、「表示されたすべての変更を元に戻す」という操作をしても、実際は履歴がない
為機能しません。
唯一
の回避法は校閲者名全てを「作成者さん」にすることですが、こ
れでは本当に履歴の
存在するUser2、User3も「作成者さん」になってしまいます。
こういった場合に上記回避法1〜3の操作を試してみてください。
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