2016からは標準フォントが游明朝になりました。このフォントはフォントサイズを大きくすると行間がかなり空くことがあります。
回避法を3つご紹介します。文書のレイアウトや書式によってベストなものがあるので、順に確認しましょう。
■ 解決法(1) 文書全体の行間を詰める
(★設定対象:文書全体)
◎特徴◎
「標準の文字数を使う」により文書全体の行間が自動調整され、グリッド配置しないため行間があきません。
■ 解決法(2)
標準スタイルの段落書式を変更(★設定対象:文書全体)
◎特徴◎
標準スタイルの文字がグリッド線に合わないようにします。
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ホームタブ→ 標準を右クリックし「変更」
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「書式」→「段落」をクリック
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「1ページの行数を指定時に文字を行グリッドに合わせる」のチェックを外して「OK」−「OK」
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既存の文章がある場合は、更にCtrl+Aキーで全選択→右クリックして「段落」から上記チェックを外す。
■ 解決法(3)
行間が空いてしまった箇所のみ調整 → 段落書式の変更(★設定対象:該当の段落)
◎特徴◎
行間が空くのはグリッド線に合わせて調整されるためなので、この設定をOFFにします。
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行間が空いた箇所を範囲選択し右クリック−「段落」をクリック
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「1ページの行数を指定時に文字を行グリッドに合わせる」のチェックを外す
■ 解決法(4)
文字数と行数を指定している場合 → 標準スタイルの変更(★設定対象:文書全体)
◎特徴◎
文字数・行数を指定しておりサイズを変更しても行間を変更したくない場合におススメ
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「ページ設定」ダイアログ −「文字数と行数」タブで行送りのサイズを確認して閉じる
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「ホーム」タブのスタイルギャラリーで「標準」を右クリックし「変更」
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「書式▼」−「段落」をクリックし「行間」を「固定値」とし
、1で確認した行送りの数値を入力する
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「OK」で閉じる
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Ctrl+Aキーを押して文字列を全選択し、右クリック→「段落」をクリック
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「行間」を「固定値」として2で確認した行送りの数値を入力する
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「OK」で閉じる
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