ウィルスとスパイウェアの違いとは

ウィルスとは

コンピュータに悪影響を及ぼすプログラムのことで、自己増殖して病原体のように次々に他のパソコンやファイルに感染します。

ウィルスに感染すると、「コンピュータから個人情報を盗む」「変なメッセージを表示する」「OSやハードディスクを破壊する」「コンピュータの動作が遅くなる」「Webサイトで利用しているパスワードを盗む」…といった動作が行われます。

ウィルスはユーザーが知らないうちにコンピュータやファイルに感染するものもあり、サイトにアクセスしただけで感染することもあります。

スパイウェアとは

スパイウェアとは、コンピュータ内にある個人情報などをネット経由で流すプログラムのことで、ユーザーが知らない間にインストールされる可能性があります。例えば無料ソフトをダウンロード＆インストールした時に一緒にインストールされることがあります。スパイウェアは勝手に広告を表示してPCに負荷を与えたり、キャッシュ（ネット履歴）を外部に送信しその情報からユーザー好みの広告を表示したりします。ウィルスと違って”自己増殖”することはありません。

　

ウィルス・スパイウェアの特徴一覧

	ウィルス	スパイウェア
特徴	コンピュータに悪影響を及ぼすプログラムのことで、自己増殖して病原体のように次々に他のパソコンやファイルに感染します。	コンピュータ内にある個人情報などをネット経由で流すプログラムのことで、ユーザーが知らない間にインストールされる可能性があります。ウィルスのように自己増殖することはありません。
感染症状	・コンピュータから個人情報を盗む ・変なメッセージを表示する ・OSやハードディスクを破壊する ・コンピュータの動作が遅くなる ・Webサイトで利用しているパスワードを盗む ・不特定多数にウィルスメールを送る	・勝手に広告を表示してPCに負荷を与える ・キャッシュ（ネット履歴）を外部に送信する ・流出した情報からユーザー好みの広告を表示する
感染経路	・メールの添付ファイルから感染 ・怪しいプログラムをダウンロード・起動して感染 ・怪しいサイトを閲覧して感染	・怪しいサイトを閲覧して感染 ・無料ソフトウェアをインストールした時に感染