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グローバルカタログとは?

 

  


 

 

 

グローバルカタログとは

グローバルカタログとはフォレスト/ドメイン内のオブジェクト情報のうち頻繁に利用される属性(例えばコンピュータ名やユーザー名など)のコピーが記録されているデータベースのことです。グローバルカタログを保持しているサーバー(ドメインコントローラーである必要があります)をグローバルカタログサーバーといいます。フォレスト内の最初のDCは必ずグローバルカタログサーバーとなります。グローバルカタログにはホストドメインの全オブジェクトのコピー、およびフォレスト内のほかのドメインのオブジェクトのコピーが格納されています。

 

グローバルカタログの機能とは

◆オブジェクトの検索が効率的に行える◆

ユーザーが行う検索操作などで、グローバルカタログを参照することによりドメインコントローラへの不要な紹介によるネットワークパフォーマンスの低下を抑えることができます。グローバルカタログを使用すると、ユーザーはフォレスト内の全ドメインに渡って(=ドメインを超えて)オブジェクトを高速検索できます。

ユーザーがプリンタやコンピュータを検索すると、グローバルカタログポート3268にルーティングされ、グローバルカタログサーバーに送信されます。

 

◆UPN(ユーザープリンシパル名)の解決◆

認証ドメインコントローラーでユーザー名が認識されない場合、グローバルカタログサーバーによってユーザープリンシパル名(ユーザー名@ドメイン名)が解決されます。ユーザーは同じADサブネットに属すドメインコントローラでログオン認証を行うため、別のドメインからログインした場合は認証できません。そこでグローバルカタログにUPN(ユーザー名@ドメイン名)を問い合わせ、ログオンを完了させます。(つまりAD環境ではグローバル・カタログが利用できないとログオンできないため2台以上のDCをグローバルカタログサーバとしたほうがよいでしょう。Windows Server 2008では、DCの追加時、グローバルカタログサーバーにするかどうかを指定できます。

 

 

 

 

 

 

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