◆オブジェクトの検索が効率的に行える◆
ユーザーが行う検索操作などで、グローバルカタログを参照することによりドメインコントローラへの不要な紹介によるネットワークパフォーマンスの低下を抑えることができます。グローバルカタログを使用すると、ユーザーはフォレスト内の全ドメインに渡って(=ドメインを超えて)オブジェクトを高速検索できます。
ユーザーがプリンタやコンピュータを検索すると、グローバルカタログポート3268にルーティングされ、グローバルカタログサーバーに送信されます。
◆UPN(ユーザープリンシパル名)の解決◆
認証ドメインコントローラーでユーザー名が認識されない場合、グローバルカタログサーバーによってユーザープリンシパル名(ユーザー名@ドメイン名)が解決されます。ユーザーは同じADサブネットに属すドメインコントローラでログオン認証を行うため、別のドメインからログインした場合は認証できません。そこでグローバルカタログにUPN(ユーザー名@ドメイン名)を問い合わせ、ログオンを完了させます。(つまりAD環境ではグローバル・カタログが利用できないとログオンできないため2台以上のDCをグローバルカタログサーバとしたほうがよいでしょう。Windows Server
2008では、DCの追加時、グローバルカタログサーバーにするかどうかを指定できます。