Windows7 デフォルトユーザープロファイル（既定のプロファイル）を変更する方法

4. Sysprepの実行

• 手順(1) Windows AIKのインストール

• 手順(2) 応答ファイルの作成

• 手順(3) プロファイルのカスタマイズ

• 手順(4) Sysprepの実行 ★

手順4：Sysprepの実行

Sysprepとは、PC複製時にPC固有の情報（PC名など）を削除できるツールです。この時同時にSysprep実行時のプロファイルをデフォルトユーザープロファイルにコピーすることができます。

1. C:ドライブ直下に手順(2)で作成した応答ファイル（unattend.xml）が保存されていることを確認

2. 「検索」ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを起動

3. カレントディレクトリをC:\Windows\System32\sysprepフォルダに移動（以下のコマンドを入力）
   cd C:\windows\system32\sysprep
   
   　

4. 応答ファイルを読み込んでSysprepを実行する（以下のコマンドを入力）
   sysprep.exe /oobe /reboot /generalize /unattend:c:\unattend.xml
   
   　

→ Sysprepが実行されます。この時のプロファイル（Administrator）が既定のプロファイル（Default User Profile）にコピーされます。

　

ミニセットアップ完了後、新規のユーザーでログインしカスタマイズしたプロファイルが適用されていることを確認しましょう。

　

≪補足≫

• ミニセットアップ中、必要な情報を入力します。今回はデフォルトユーザープロファイルの変更についてのQ&Aであるため、応答ファイルにその他のセットアップ情報は記載しませんでしたが、通常クライアントPCのイメージを作成する場合は手入力作業を省略する為に言語や国、時刻、自動更新の設定などを記載しておきます。

• 既定プロファイルへのコピーが成功したか、どのプロファイルが既定のプロファイルへコピーされたのか等を確認には複製されたPCのC:\Windows\Panther\UnattendGC\Setupact.logファイルで確認できます。

↓のように記述されていれば成功です。
CopyProfileDirectory from C:\Users\administrator succeeded.
CopyProfile succeeded