■ MSUファイルが展開できない場合の回避法
MSUファイル(*.msu)は、複数の更新プログラムをまとめたパッケージファイルのことです。Windows updateスタンドアロンインストーラー(C:\windows\System32\wusa.exe)というツール と関連付けられており、ダブルクリックすればwusa.exeによって展開、インストールできます。 しかし何らかの原因により失敗する場合はコマンドラインを使って展開・インストールすることが可能です。
MSUファイル(*.msu)は、複数の更新プログラムをまとめたパッケージファイルのことです。Windows updateスタンドアロンインストーラー(C:\windows\System32\wusa.exe)というツール と関連付けられており、ダブルクリックすればwusa.exeによって展開、インストールできます。
しかし何らかの原因により失敗する場合はコマンドラインを使って展開・インストールすることが可能です。
※MSUファイルの展開先フォルダは予め作成しておく必要があります。
コマンドプロンプトを起動し、MSUファイルの格納先をルートディレクトリとして指定 ◆例:C:直下にMSUファイルがある場合 cd c:\ expandツール、またはWusaツールで展開する(下記いづれかのコマンド入力) expand /f:* MSUファイル 展開先フォルダ 又は wusa.exe MSUファイル /extract:展開先フォルダ ◆例:C:直下にinstall.msuファイルがあり、C:\testフォルダに展開する場合 expand /f:* C:\install.msu C:\test 又は wusa.exe C:\install.msu /extract:C:\test → C:\testフォルダにmsuファイルの中身(exe、cab、xmlファイルなど)が解凍される pkgmgrを使ってインストール → pkgmgr.exe /n:XMLファイルのパス ◆例:C:\testフォルダに展開したファイルをインストールする場合は以下のようにコマンドを入力 pkgmgr.exe /n:C:\test\Windows6.1-KB958830-86.xml PCを再起動する 3のコマンド実行後、特にメッセージは表示されませんがインストールは完了しています。 《補足》 Windows VistaではMSUファイルの展開はexpand.exeツールでしか行えませんでしたが、Windows7ではWusa.exeで/extract:抽出先のスイッチを付けて実行することにより展開も可能です。 expand.exeツール、及びpkgmgr.exeツールはC:\windows\system32フォルダにあります。
コマンドプロンプトを起動し、MSUファイルの格納先をルートディレクトリとして指定 ◆例:C:直下にMSUファイルがある場合
expandツール、またはWusaツールで展開する(下記いづれかのコマンド入力) expand /f:* MSUファイル 展開先フォルダ 又は wusa.exe MSUファイル /extract:展開先フォルダ ◆例:C:直下にinstall.msuファイルがあり、C:\testフォルダに展開する場合
又は
wusa.exe C:\install.msu /extract:C:\test
→ C:\testフォルダにmsuファイルの中身(exe、cab、xmlファイルなど)が解凍される
pkgmgrを使ってインストール → pkgmgr.exe /n:XMLファイルのパス ◆例:C:\testフォルダに展開したファイルをインストールする場合は以下のようにコマンドを入力
PCを再起動する
3のコマンド実行後、特にメッセージは表示されませんがインストールは完了しています。
《補足》
Windows VistaではMSUファイルの展開はexpand.exeツールでしか行えませんでしたが、Windows7ではWusa.exeで/extract:抽出先のスイッチを付けて実行することにより展開も可能です。
expand.exeツール、及びpkgmgr.exeツールはC:\windows\system32フォルダにあります。
◆ 関連 Q&A ◆
Windows7でサーバー管理ツール(RSAT)を使う方法
Windows7: expand.exeツールとは?
Windows7: Pkgmgr.exeツールとは