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Excel2010-2016:ソルバーVSゴールシーク 違いは?

   
 

 

 


 

 

 


 

 

 

ソルバーもゴールシークも、目標の値(大きな数値)を得るために、計算元の値を変化させて最適な値を求めることができます。違いは…

  • ゴールシーク … 目標値に対し、1個の値だけを変化させて逆算する

  • ソルバー … 目標値に対し、複数の値を変化させて逆算する


 

■ 使い方例:ソルバー VS ゴールシーク

◎ 1年で100万貯めたい!1か月いくら貯めればいい? → 変化させるのは月額だけ → ゴールシーク

  A B
1 月額(円) 年間貯金額(★式を入力)
2 0 =A2*12

★先にB2に年間貯金額が出る計算式=A2*12を入力しておきます。

  1. 「データ」タブ−「What-If分析」−「ゴールシーク」をクリック
  2. 次のように指定
    数式が入力されているセル(目標)→ B2 ★重要:ソルバーもゴールシークも目標は数式入力セル です。
    ●目標値100万
    ●変化させる値 → 月額 A2
    → 結果:月額 83333円貯めればOK!

 

◎ 1万円の予算でビール(150円)とチューハイ(120円)を各30本以上買いたい。何本買える? → 変化するのは各本数 → ソルバー

条件:予算1万円で、ビールとチューハイをそれぞれ30本以上混ぜてください。それぞれ何本ずつ購入できますか?

目的値 → 1万(予算)

変化するセル → 本数

目的値を出す数式 → 価格×本数

  1. まずは本数1と、数式(価格×本数)を入力 しておく(ソルバーで本数を変化させ、1万以内で何本買えるかを出す)

     

  2. 「データ」タブ−「ソルバー」をクリック
     

  3. A「目的セルの設定」最大1万まで変化させる合計金額セル(D5)を指定
    B:「目標値」を「最大値」とする (Cの制約条件で1万以下とするので最大1万になります。
    「指定値10000」なら、合計額がぴったり1万になるよう本数を調整します。「最小値」ではCの条件に合致した最も低い数値を出します。30本以上の条件なら30ずつしか買わない)
    C「追加」をクリックし条件を指定。今回はC2~C3の本数に対し「整数」「30以上」、D5の合計金額を「1万以下」とする

    ※整数の指定は「追加」をクリックし「int」を選択
     

  4. 「解決」をクリック
    ↓↓ C2〜C3に30本以上が入力され、合計金額(D5)は1万以内の最大値(9920)が表示される

    ★それぞれ31本ずつ買えば、1万以内の最大額(9920円)で買えることが分かった (最大額ではなく1万ぴったり使いたいならB目標値を指定値:1万にする)
     

  5. これでOKなら「OK」、もう1度条件などを指定し直すなら「キャンセル」をクリック

 

■ 条件の指定方法

パターン1:予算1万ぴったり使い、ビールは30本以上、残りでチューハイを買ってください。

【目標値】=「指定値:10000」

【制約条件】=「C2>=30」

 

パターン2:商品券1万で、ビールとチューハイを30本以上ずつ買ってください。おつりは出ないので、商品券にプラスする現金は最小限に抑えてください。

【目標値】=「最小限」

【制約条件】=「C2:C3>=30」「D5>=10000」  ※1万以上で最小限となります。

 

 

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