Excel2010/2013/2016 ：Excelの動作がおかしい（トラブル／不具合全般）

Excelの動作がおかしい場合は、Excelの構造ファイルを削除すると解決することが殆どです。試してみましょう。 （レジストリ操作は自己責任でお願いします）

■ Excelの動作がおかしい場合の解決法 （2010-2016）

1. 「スタート」−「プログラムとファイルの検索」ボックスに「regedit」と入力
   
   　

2. HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0（数字はバージョンによって適宜変更）\Excel\Optionsキーを削除 しレジストリエディタは閉じる

3. C:\Users\アカウント名\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTARTフォルダ内のファイルを全て削除

4. C:\Users\アカウント名\AppData\Roaming\Microsoft\Excelフォルダ内にExcel16.xlbファイルがあれば削除

5. C:\Users\アカウント名\AppData\Local\Microsoft\Office\Excel.officeUIを削除

　

＋おまけ：古いバージョン（2002-2007）の場合は＋

1. レジストリ HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0（ 数字はバージョンによって適宜変更）\Excel\Optionsキーを削除

2. C:\Documents and Settings\アカウント名\Application Data\Microsoft\EXCEL\Excel●.Xlbを削除

3. C:\Documents and Settings\アカウント名\Application Data\Microsoft\EXCEL\XLSTARTフォルダ内のファイルを削除

4. C:\Documents and Settings\アカウント名\Application Data\Microsoft\Office\Excel●.pipを削除

5. C:\Program Files\Microsoft Office\Office●\XLSTARTフォルダ内のファイルを削除
   （注：Vista/7の場合はC:\users\アカウント名\appdata\Roaming\microsoft…となります。）

6. 2007の場合は更にC:\Users\アカウント名\appdata\local\microsoft\Office\Excel.qatを削除

＋補足＋ Excel2016：ユーザー情報 の格納場所

格納ファイルと役割

＊役割＊ C:\Users\アカウント\AppData\Local\Microsoft\Office\Excel.OfficeUI リボン、クイックアクセスツールバーのカスタマイズ情報を格納 　 ＊説明＊ このファイルを削除するとリボン及びクイックアクセスツールバーが初期化されます。 クイックアクセスツールバーのみのリセットはオプション−「クイックアクセスツールバー」ー「リセット▼」−「クイックアクセスツールバーのみをリセット」 　 リボンのみの全リセットはなく、特定の既定タブのリセットは可能です。オプション−「リボンのユーザー設定」−「リセット▼」−「選択したリボンタブのみをリセット」します。

＊役割＊ C:\Users\アカウント名\AppData\Roaming\Microsoft\Excel\XLSTART C:\Program Files\Microsoft Office\Office16\Xlstart 起動時にフォルダ内のブックを読み込む 　 ＊説明＊ XLSTART内に保存したブックはExcel起動時に最初に開きます。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\●.0\Excel\Options  [ツール] − [オプション] から設定する項目や、その他の設定に関するユーザー情報

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Excel\AddIns HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\Excel\Addins EXCELに追加されたアドインツール

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\●.0\Excel HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Office\●.0\Excel EXCEL全体の構造情報

　

　

Excelの動作がおかしい場合は上記のファイルを 削除（再生成）してみましょう。

≪MEMO≫

Officeアプリケーション共通の情報（例えば「言語設定」や「スマートタグ情報」、「ユーザー情報」など）HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\11.0\Common内に格納されています。