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Outlook予定表グループスケジュール:バージョンによる違い

   
 

 

 

■ バージョンによるグループスケジュールの仕様の違い

Outlook2003とOutlook2007(+Exchange2007)以降では、アクセス権の内容の違いによりグループスケジュールの表示が異なります。

ここではその違いについてご説明します。

▲ グループスケジュール(共有予定表)

 

 

 

 Outlook2003

★既定のアクセス権=「なし」…公開方法が予定あり・外出中・仮の予定のアイテムは社内ユーザー間でお互いに日時の確認が可能

Outlook2003までは、アクセス権の有無に関わらず公開方法が「予定あり」「外出中」「仮の予定」のアイテムは社内ユーザーであればお互いに日時の参照ができました。これは予定表フォルダのアクセス権「なし」の意味が、公開している予定日時の参照を組織内ユーザーに許可するというものだったためです。そのため、グループスケジュールに表示させたくない予定は「公開方法」を「空き時間」にするしかありませんでした。

 

 

 Outlook2007以降(+Exchange2007以降)

★既定のアクセス権=「空き時間情報」…公開方法が予定あり・外出中・仮の予定のアイテムは社内ユーザー間でお互いに日時の確認が可能

Outlook2007以降(+Exchange2007以降)では予定表フォルダのアクセス権「なし」の内容が変わりました。「なし」に設定すると、予定は一切他のユーザーからは表示できません。既定のアクセス権は「空き時間情報」となりましたが、これは従来(Outlook2003)までの「なし」に相当するものです。(公開方法が「予定あり」「外出中」「仮の予定」のアイテムの日時は確認できる)

 

 

つまり、既定のアクセス権の内容はどのバージョンも同じなのですが、「なし」の意味が変わったため、Outlook2007以降で既定を「なし」に設定すると、Outlook2003のユーザーはたとえ参照者以上のアクセス権を付与されていても所有者の空き時間情報を見ることはできなくなります。

 

▼ 予定表の既定のアクセス権を「なし」にすると表示されるメッセージ

 

そのため、2003と2007以降のOutlookが混在する環境では注意が必要です。Outlook2003のユーザーには予定を一切公開する必要がない場合は既定のアクセス権を「なし」にしても問題ないでしょうが、2003のユーザーにも予定を公開する必要がある場合は「なし」は設定しないようにしましょう。

 

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