| Outlook365+Exchange環境:ユーザー情報・設定の保存場所 | 
 
 
 
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| 対象:Outlook365/Exchange Online/ドメイン | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| Outlook+Exchangeの環境ではカスタマイズしたユーザー情報(ユーザーの設定内容)は様々な箇所に保存されます。ここではそれらのファイルの場所と役割についてご説明します。 
 情報一覧(詳細は下記) 
			Autodiscover.xml…接続情報ファイル 
			  
			※フォルダの一部は隠しフォルダなので表示されない場合はこちら 
			  
			◆ Autodiscover.xml C:/Users/プロファイル/AppData/Local/Microsoft/Outlook 及び C:/Users/プロファイル/AppData/Local/Microsoft/Outlook\16   Outlook起動時に接続先のサーバーの構成情報を取得する為に必要なファイル。
				プロファイルごとに作成される(プロファイル作成都度に作成)Autodiscover.xmlがある為、特定のOutlookプロファイルで起動する時にその情報を読み取って高速起動が可能。 
				作成タイミングはOutlookプロファイルの追加又は更新時。そのプロファイルに変更(フルアクセスの変更等)があればAutodiscover.xmlも更新されるが何らかの不整合があると再作成される。 
				Outlookはアカウント作成初回時に自動検出を行う。ドメイン内PCでは自動検出プロセスを開始するためにユーザーのUPNを知る必要があり、UPNはWindows 
				ログオンに使用されていることが多いのでOutlook はログオン資格情報からUPN にアクセスする。UPN取得の為にOutlook 
				はまずディレクトリでユーザーを検索する。ユーザーの UPN 
				を検出すると、その値はプロファイルにキャッシュされ、このユーザーに対して再度検索が行われることはない(ので次回からそのプロファイルで起動できる)   
			◆ その他   
					ファイル名 
					役割と保存場所 
					Outcmd.dat 
					Outlookのツールバーやメニューバー情報が保存されているファイルです。   
					「ツールバーが表示されなくなった」、「ユーザー情報をリセットしたい」、といった場合に削除するとツールバーやメニューバーはリセットされ、初期状態に戻ります。 
					NK2ファイル 
					上記2つの機能により記憶されたアドレス情報が保存されるファイルです。 
					NK2ファイルを削除すると、これまでのキャッシュ情報が削除され、機能がONの場合はそこから新たに情報が保存されていきます。 
					OutlPrnt 
					Outlookの印刷設定の定義ファイルです。 
					「ファイル」−「ページ設定」−「表スタイル/メモスタイル」等で設定した、印刷ページ設定(印刷スタイル)の定義情報が保存されています。 
					印刷スタイルを初期状態に戻したい場合や、印刷設定の変更ができない、といった場合にこのファイルを削除しOutlookを再起動すると、正常に動作するようになります。 
					OL再起動後、印刷のスタイルを定義すると再生成されます。 
					FAVファイル 
					Outlookバー 
						(Outlookショートカット)のカスタマイズ情報が保存されているファイルです。 
					(表示−「Outlookバー」)   
					削除するとOutlookバーは初期状態に戻ります。 
					SRSファイル 
					Outlookの送受信設定ファイルです。 
				
				保存場所≪XP≫C:\Documents 
				and Settings\プロファイル\Local Settings\Application 
				Data\Microsoft\Outlook 
				
				保存場所≪VISTA〜≫ 
				C:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Outlook 
						ファイル名 
						役割 
						EXTEND.dat 
						
						拡張機能ファイル(アドインの設定情報が含まれるファイル)です。 
						
						Outlookの起動に問題がある場合など、これを削除すると解決することがあります。 
						
						PSTファイル 
						
						個人用フォルダファイルです。 
						
						この場所は既定の保存場所ですが、PSTファイル作成時に他の場所を選択することもできます。また、作成後に別の場所に移動することも可能です。(切断してから操作する必要があります。) 
						
						OSTファイル 
						Exchange 
						Serverを利用する環境で、ネットワークに接続していなくてもこれまで同期されたアイテムが表示できるファイルです。 
						
						ExchangeServer利用時、同期されるとアイテムがOSTファイルに保存されます。 
				
				保存場所≪XP≫ 
				C:\Documents and Settings\プロファイル\Local Settings\Application 
				Data\Microsoft\FORMS 
				
				保存場所≪VISTA〜≫ 
				C:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\FORMS 
						ファイル名 
						役割 
						FRMCACHE.dat 
						
						メールフォーム起動を高速化するためのキャッシュファイルです。 
						
						このファイルが破損すると、メッセージやフォームが開けない問題が発生することがあります。削除してOutlookを再起動すると自動生成され、問題が解決することがあります。 
				
				保存場所≪XP≫ 
				C:\Documents and Settings\プロファイル\Application 
				Data\Microsoft\Proof 
				
				保存場所≪VISTA〜≫ 
				C:\Users\プロファイル\AppData\Roaming\Microsoft\Proof 
						ファイル名 
						役割 
						CUSTOM.DIC 
						Outlook(MS-OFFICE全体)で利用するユーザー辞書です。 
						この辞書に登録されているものは、スペルチェックなどでひっかからなくなります。 
				
				保存場所≪XP≫ 
				C:\Documents and Settings\プロファイル\Application 
				Data\Microsoft\Signatures 
				
				保存場所≪VISTA〜≫ 
				C:\Users\プロファイル\AppData\Roaming\Microsoft\Signatures 
						ファイル名 
						役割 
							署名.txt 
							署名.rtf 
							署名.html 
						Outlookの署名の実体ファイルです。 
						
						1つの署名につき、TXT、RTF、HTMLと3つの形式でファイルが作成されます。   
						
						これはメッセージ形式(テキスト形式/リッチテキスト形式/HTML形式)によって異なる署名ファイルが使用されるからです。 
						(返信/転送時の形式、又はデフォルトの 
						新規メッセージ形式によって異なる署名ファイルが使われます。メッセージアイテムの「書式」メニューから形式を変更した場合には元の署名ファイルが使われます。) |