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Word2010:ExcelデータをWord文書にリンク貼り付けする(自動更新OK)

 

 

 

 


 

 


 

 

更新されるExcelデータを、Wordファイルにリンク貼り付けする方法をご紹介します。

ここでは「Excelデータが追加・削除されると、Wordファイルでも行が増減する」ようにする方法をご紹介します。(←多い質問です)

 


 

手順としては、Excelのデータ範囲に名前を付け、その名前の範囲が可変(更新される)となるようにしておき、これをWordファイルにリンク貼り付けします。データ範囲に名前を付けるにはOFFSET関数(セル範囲を返す関数)を使います。

 

◆ STEP1:Excelデータに名前を付ける

  1. Excelファイルを開き「数式」タブ−「名前の定義」をクリック

  2. 任意の名前を入力し「範囲」=「Sheet1」として、参照範囲をOffSet関数で指定する

     

    ◆ OFFSET関数

    =OFFSET(基準値,行数,列数,高さ,
    OFFSET(
    基準とするセル, ○行移動 , ○列移動 ,行数範囲 , 列数範囲)

     

    高さは行数で、データが追加されると増えるためCountA関数で数えます。

    ◆ 式の例 : Offset(Sheet1!$A$1,0,0,Counta(A:A),2)

    セルA1を基点とし、0行0列移動(基点から動かない)、行数(←ここが可変)、2列、の範囲を指定

     

  3. Excelデータは閉じる

 

◆ STEP2:Wordファイルにリンク貼り付けする

  1. Wordファイルを開き「挿入」タブ−「クイックパーツ」−「フィールド」をクリック

  2. 下記の設定を行い「OK」で閉じる

    1. 「分類」=「リンクと参照」

    2. 「フィールドの名前」=「Link」

    3. 「クラス名」=「ExcelSheet.12」

    4. ファイル名をパスで入力

    5. 「フィールドの自動更新」にチェック

    6. 「オブジェクトをRTF形式で挿入」にチェック(表形式で挿入されます)


     

  3. 表が挿入されたらAlt+F9キーを押す。↓のようなフィールドコードが表示
     {LINK  Excel.Sheet.12 C:\\users\\name\\desktop\\面談表.xlsx \a \r  \* MERGEFORMAT}
     

  4. ファイル名の後に半角スペースを入力し、STEP1で付けたExcelの範囲名を入力
     {LINK  Excel.Sheet.12 C:\\users\\name\\desktop\\面談表.xlsx list \a \r  \* MERGEFORMAT}

     

  5. Alt+F9キーを押す (フィールドコードから実行結果(表)へ)

  6. F9キーを押す(表の更新)

 

以上の操作で、Excelデータを更新(行の追加・削除もOK)するとWordに貼り付けた表も更新されます。

◎更新するには…

  • ファイル編集中に更新する →  Word表を選択し「F9」キーを押す(Excel/Wordともに編集中でも更新可能)
     

  • ファイルを開いた際に更新する → Wordファイルを開いた際に「この文書には他のファイルへのリンクが含まれています。リンクされたファイルのデータでこの文書を更新しますか?」のメッセージが表示されたら「はい」をクリック

 

 

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