Word2010-2016：独自のテーマを作成するには

テーマとは、色・フォント・効果が1つにまとめられたデザインのセットで 、テーマを変更すると文書のデザインが一括して変更できます。

★ 詳しくは「テーマの使い方」「テーマ、スタイル、テンプレートの違いと仕組み」「テーマの色完全マスター」を参照してください。

ここでは独自のテーマを作成する方法をご紹介します。

■ 独自のテーマを作成する

 STEP1：配色セットを選択

　

「フォントの色」や「塗りつぶしの色」で使う色セットを決めます。ここで指定した色が編集画面で表示されます。

• 2016：デザインタブ → 「配色▼」→ 配色セットを選択

• 2010：ページレイアウトタブ→「配色▼」→ 配色セットを選択
  

…… 特定の色を指定することもできます。（独自の配色セットの作成） …… 基本の配色セットを選択後、「配色▼」→「色のカスタマイズ」をクリック（2010では「新しい配色パターンの作成」 ） 色ボタン▼をクリックし、任意の色 を変更する ↑このアクセント1は図形のデフォルトの色 　 配色パターンに名前を付けて保存する ※作成した配色セットはC:\Users\Username\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\Document Themes\Theme Colorsフォルダに格納されます（*.xml) ※作成した配色セットを変更する場合は「配色▼」から「ユーザー定義」にある色を右クリックし「編集」をクリック

　

 STEP2：フォントを決める

本文や見出しで使うフォントを指定します。「標準スタイル」や「見出しスタイル」にはこれらテーマのフォントが使われています。（ そのためテーマの変更により文書のフォントを一括変更できる）テーマのフォントには【本文用】【見出し用 】があり、それぞれ日本語用・英数字用のフォントを指定できます。2016では、デフォルトのテーマOfficeのフォントは次の通りです。

　

◎本文のフォント･･･游明朝（日本語、英数字ともに） ◎見出しのフォント･･･游ゴシックLight（日本語、英数字ともに） ※ 2010では本文（MS明朝、Century)、見出し（MSゴシック、Arial)

1. 2016：デザインタブ →「フォント▼」→「フォントのカスタマイズ」をクリック
   2010：ページレイアウトタブ →「フォント▼」→  「新しいテーマのフォントパターンの作成」をクリック
   　

2. 「見出しのフォント」「本文のフォント」 で日本語用・英数字用それぞれ指定し、名前を付けて「保存」をクリック
   

★テーマで指定できるのはフォントのみで、サイズなどの書式は格納しません（標準スタイルに格納）

　

 STEP3：テーマを保存する

　

現在の【配色セット】【フォントセット】【効果】を1つのテーマとして保存 すれば、カスタマイズ後も戻すことができ、他PCに配布も可能です。

1. デザインタブ→（2010はページレイアウト）−「テーマ▼」から「現在のテーマを保存」をクリック

2. 名前を付けて保存する
   ※ C:\Users\プロファイル\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\Document Themes\〇〇.thmxファイル として保存されます。

　

★★作成したテーマの便利な使い方★★

• テーマを切り替えるだけで、文書に自分好みのフォントや配色を適用できます。

• テーマを他ユーザーに配布し、同じデザインで文書を編集できます（テーマを配布）
  → プロファイル\AppData\Roaming\Microsoft\Templates\Document Themesフォルダに格納するだけ

• 特定のテンプレートにテーマを関連付けておけば、テンプレートから作成するだけでテーマが適用されます。