Excelには2種類のバックアップファイルがあります。
■ 自動回復ファイル(xlsbファイル)の概要
(詳しい説明はこちら)
新規ファイル(メール添付含む)の場合
保存し忘れたり、強制終了した場合にC:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダ
にxlsbファイルとして保存されます。既定では10分間隔で回復ファイルを作成するので(正常に保存されると自動消去)保存せずに閉じてしまった場合でも「ファイル」タブ−「最近使用したファイル」の「保存されていないブックの回復」から開くことができます。ファイル名はBook3((Unsaved-305294373374688188)).xlsbのような表示になります。
新規ファイルの自動回復ファイルの保存場所は変更できません。(必ずUnsavedFilesフォルダ)既存ファイルの自動回復ファイル場所は変更可能です。
既存ファイルの場合
上書き保存し忘れたり、強制終了した場合にC:\Users\プロファイル\AppData\Roaming\Microsoft\Excelフォルダ内の「ファイル名+ランダムな文字列」フォルダに【ファイル名((Unsaved-305294391035596201)).xlsb】のように保存されます。一定の間隔で版を作成するので(正常に保存されると自動消去)保存し忘れても「ファイル」タブ「保存しないで終了」のバージョンをクリックすることで救出できます。注!バージョンの管理でなく「保存しないで終了」と書かれているバージョンをクリックします。
尚、自動回復ファイルの保存場所は「オプション」−「保存」−「自動回復用ファイルの場所」で変更可能です。
■ バックアップファイル(xlkファイル)の概要
自動で作成されるのではなく、元ファイルとは別に必ず前回保存時の状態のファイルを残しておきたい場合に使用します。コピーが作成されるのではなく、前回保存時です。例えばファイルAを、9:00に編集し上書き保存します。更に編集して10:00に上書き保存します。ここで作成されるファイルAのバックアップ.xlkファイルは9:00に上書き保存された状態のものです。更に編集して11:00に上書きすれば、xlkファイルは10:00に上書き保存した時の状態に更新されます。
尚、バックアップファイルの保存先は元ファイルと同じ場所で変更はできません。
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