新規・既存ファイルともに、保存していない内容を復元するには自動回復用データ(自動バックアップ)を保存する設定が有効である必要があります。
「ファイル」タブ−「オプション」−「保存」にある「次の間隔で自動回復用データを保存する
○分ごと」及び「保存しないで終了する場合、最後に保存されたバージョンを残す」にチェックが入っている必要があります。(既定ではどちらも有効、自動回復の間隔は10分)
「次の間隔で自動回復用データを保存する
○分ごと」が有効な場合、○分ごとにファイルが自動保存されます。これら自動保存データのうち最後のバージョンを回復用ファイルとして保存するのが「保存しないで終了する場合、最後に保存されたバージョンを残す」機能です。これにより
【保存せずに閉じたファイルの内容を復元する】機能が実現しています。
尚、この仕組みにより「次の間隔で自動回復用データを保存する
○分ごと」が無効な場合は「保存しないで終了する場合、最後に保存されたバージョンを残す」を有効にすることはできません。逆の場合は可能であり、既存文書を編集中に前のバージョンを確認することができます。
(この機能については「自動保存されたバージョン(版)で作業する」を参照してください。)
注!よく勘違いされる方がいらっしゃいますが、この自動回復ファイルはバックアップファイル(xlk)ではありません。バックアップファイルは必ず前回保存時のファイルを作成する機能です。(Excel:バックアップファイルとは(xlkファイル、xlsbファイルの違い))