Exchange+Outlook：代理送信（差出人を変えて送信）した人を特定する方法（所有者送信権限）※実際の送信者を特定

Outlook/Exchange環境では実際の送信者と異なる名前で送信送信できます （部署のアドレスや、ホットラインアカウントから送るにも便利）

→ 別のユーザーの名前でメールを送る（所有者送信・SendAs）
→ グループアドレスを差出人として送信する

ここではこの代理送信（所有者送信）した人が誰かを調べる方法をご紹介します。ちなみにExchangeの追跡では分かりません（まずは皆試すところだと思いますし私もやりました）

コンテンツ検索でmanifest.xmlファイル等から特定します。

 ■ 所有者送信した人を特定する方法

1. M365管理センターにログイン（重要：ブラウザは必ずEdgeで。Chromeだとエラーがでます）

2. 左ペインの「すべて表示」→「コンプライアンス」をクリック

3. 左ペインの「コンテンツの検索」をクリック

4. 「＋新しい検索」をクリック

5. 検索の名前を入力（説明は飛ばしてOK）し「次へ」

6. 「特定の場所」＝「Exchangeメールボックス」とし検索するメールボックス（※必ず指定！！例：所有者送信権限を持つユーザー群）を追加し「完了」

7. 「検索条件の定義」で「＋条件の追加」をクリックし、条件を入力
   ●日時…範囲指定（UTCなので前後1日ずつ増やすと確実）
   ●メッセージの種類…emailと入力
   
   　

8. 「送信」をクリック→「完了」をクリック

9. 「コンテンツの検索」画面に戻るので、状態が「Complete」になったら（F5キーで割とすぐ完了します）クリック

10. 「操作」から「レポートをエクスポート」をクリック

11. そのまま「レポートの生成」をクリック。「ジョブが作成されました」→「OK」（※数分待つ）

12. そのまま「コンテンツの検索」上部にある「エクスポート」タブをクリック

13. レポート（○○.ReportsOnly等）をクリックし「エクスポートキー」下の「クリップボードにコピー」をクリック

14. 上部にある「レポートのダウンロード」をクリック

15. 「このファイルを開きますか？」で「開く」をクリック（※Edgeでないと表示されません。Chrome ×）
    
    　

16. 「インストール」をクリック（←16は初回のみ）

17. 13でコピーしたキーを貼り付け、「参照」をクリックして保存場所を指定し「開始」→「閉じる（Close)」
    
    　

18. 保存場所フォルダを開き、次の2つのファイルいづれかから特定

■ manifest.xmlファイルから特定

TagName="#Subject"のTagValueが件名なので、メールを特定。その下位にあるTagName="#OriginalUrl"にあるTagValueが格納場所なので、ここが〜\インフォメーションストアの先頭\送信済みアイテムとなっているユーザーが実際の送信者です。

■ Results.csvファイルから特定

Excelで開き、件名で並べ変えて、特定したいメールの「元のパス」の列に「~\インフォメーションストアの先頭\送信済みアイテム」と記載されているユーザーが実際の送信者です。

　

※ 送信済みから削除された場合（意図的ということが分かりますが）はジャーナル等別手段を使います。