Outlook+Exchangeの環境では別のユーザーとしてメールを送ることができます。例えば、秘書が社長の名前でメールを送信したり、複数の人が同じアドレスで送信
したり(共有メールアドレス)できます。
利用するには管理者による所有者送信権限の付与が必要です。
■ユーザーに所有者送信権限を付与する(SendAs)※管理者操作
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Exchange管理センター(EAC)にサインイン
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「受信者」からメールアドレスにアクセス
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「ユーザーメールボックスの編集」→「メールボックスの委任」をクリック
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「メールボックスの所有者として送信する」の「+」をクリックして、ユーザーを指定
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「フルアクセス許可」の「+」をクリックしてユーザーを指定
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「保存」
■
別のユーザーとして送信する
※ユーザー操作
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メッセージの「差出人▼」ボタン※1から「他のメールアドレス」をクリック -
アドレスを指定して送信する
※1「差出人」ボタンがない場合は「オプション」タブで「差出人」をクリック
「指定されたユーザーの代理としてメッセージを送信するアクセス権がありません」エラーが発生する場合はこちら
ー補足ー
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管理者が
所有者送信権限(SendAs)を付与しなくても、そのメールアカウントでOutlookのプロファイルを作成すれば送信できます。(アカウントのログインパスワードが必要)
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「代理送信のためのアクセス許可を持たずに、別の送信者の代わりにメッセージを送信することはできません。適切な送信者の代理としてメッセージを送信していることを確認してください。または、必要なアクセス許可を取得してください」という配信不能(NDR)が返ってきてしまう場合はこちら
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代理人が返信・転送も行いたい場合は所有者の受信トレイなどへのアクセス権が必要です。特定のフォルダにのみアクセスする
場合は「メールボックスの共有」参照してください。全メールボックスにアクセスできるようにする
場合は「複数のメールアドレスを使うには」参照してください。
※ 補足:Exchange
Management Consoleを利用している場合の方法
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Exchange管理コンソールを起動
し「受信者の構成」−「メールボックス」をクリック
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メールボックスを右クリックし「代理人として送信するアクセス許可の管理」をクリック
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「追加」をクリックし、ユーザー(代理人)を選択して「OK」をクリック
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「管理」をクリックし「終了」をクリック(反映を急ぐ場合はExchange
Information Storeサービスを再起動)
※フルアクセス権限を付ける
「受信者の構成」−「メールボックス
」→メールボックス右クリック−「フルアクセス許可の管理」→「追加」→ユーザーの選択」→「管理」→「終了」
※ADから操作する場合
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「ActiveDirectory ユーザーとコンピュータ」
で所有者を右クリックし「プロパティ」をクリック
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「セキュリティ」タブ
で「追加」をクリック
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ユーザー(代理人)を指定して「OK」をクリック
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アクセス許可ボックスの一覧で「送信者」の横のチェックボックスをONにし、「OK」で全て閉じる
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