対象環境:Exchange Online,Outlook365,オンプレ,ハイブリッド
複数のメールアドレスを利用する方法をご紹介します。
他のメールアドレスを利用する方法はいくつかあります。状況に応じて便利な方法で操作しましょう。
ExchangeOnlineの共有メールボックスはライセンス不要です(が、50GBまでで若干使いづらい)
管理者が権限を付与
アドレス所有者が権限を付与
プロファイルを追加する
長所
自分のアドレスを利用したまま他のメールボックスの表示・送信が可能
所有者がメールフォルダ単位でアクセス権を設定できる。
自分のアドレスを利用中、他メールボックスの表示が可能。
管理者 への依頼が不要。
自分のアドレスと他アドレスを切り替えて利用(Outlookプロファイルの切り替え)全ての機能を利用できる。送信も可能。
所有者のログインパスワードが必要。管理者に フルアクセス権限を付与されている場合はPWは不要。
短所
管理者への依頼が必要
細かい設定(ルール等)はできない。
フォルダ毎にアクセス権が必要。
メールの送信はできない(所有者送信はできない。代理送信は可能)
自分のアドレスを利用したまま表示させることはできない。
■ フルアクセス権限・所有者送信権限を付与 Exchange管理センター(EAC)にサインイン 「受信者」からメールアドレスにアクセス 「ユーザーメールボックスの編集」→「メールボックスの委任」をクリック 「メールボックスの所有者として送信する」の「+」をクリックしユーザー (又はグループ)指定 → 差出人ボックスにアドレスを指定して送信できる(なりすまし送信可能) 「フルアクセス許可」の「+」をクリックしユーザー (又はグループ)を指定 → メールボックスが自分のフォルダツリーに表示。Outlookプロファイルも追加可能(PW不要で) 「保存」 ※ Exchange Management Consoleを利用している場合 「受信者の構成」−「メールボックス 」→メールボックス右クリック−「フルアクセス許可の管理」→「追加」→ユーザーの選択」→「管理」→「終了」 ■ ユーザーの操作 フルアクセスにより自身のOutlookのフォルダツリーにメールボックスが自動的に表示されるのでそのまま利用できます(反映まで時間はかかります) 所有者送信権限により「差出人」ボックス(メッセージの「オプション」−「差出人」をクリック)にアドレスを指定することでそのメールアドレス名で送信ができます。 注意!送信すると自身の送信済アイテムフォルダに入ります。 ■ ユーザーの操作【Outlookプロファイルを切り替えて使いたいなら】 コントロールパネル を開き「メール」をクリック 「プロファイルの表示」をクリックし「追加」をクリック プロファイル名を入力して「OK」 「電子メールアカウント」をクリック(名前ボックスがアクティブになります) 「名前*1」「電子メールアドレス」「パスワード*2」を入力して「次へ」*1…表示名 *2…所有者(B)のパスワード ※パスワードはフルアクセス権を付与されている場合は空で進めます。 MSアカウントのPWを聞かれた場合 は「別のアカウントでサインインする」→自分のアカウントを選択し「OK」 ※パスワードでログインする場合のユーザー名はログオンIDです(アドレスではなく) 「完了」をクリックし「使用するプロファイルを選択する」をONにして「OK」 → Outlookを起動時にプロファイルを選択(切り替え)ます。送信、ルールや通知など全ての機能を利用できます。
■ フルアクセス権限・所有者送信権限を付与
Exchange管理センター(EAC)にサインイン
「受信者」からメールアドレスにアクセス
「ユーザーメールボックスの編集」→「メールボックスの委任」をクリック
「メールボックスの所有者として送信する」の「+」をクリックしユーザー (又はグループ)指定 → 差出人ボックスにアドレスを指定して送信できる(なりすまし送信可能)
「フルアクセス許可」の「+」をクリックしユーザー (又はグループ)を指定 → メールボックスが自分のフォルダツリーに表示。Outlookプロファイルも追加可能(PW不要で)
「保存」
※ Exchange Management Consoleを利用している場合
「受信者の構成」−「メールボックス 」→メールボックス右クリック−「フルアクセス許可の管理」→「追加」→ユーザーの選択」→「管理」→「終了」
所有者送信権限により「差出人」ボックス(メッセージの「オプション」−「差出人」をクリック)にアドレスを指定することでそのメールアドレス名で送信ができます。
注意!送信すると自身の送信済アイテムフォルダに入ります。
コントロールパネル を開き「メール」をクリック
「プロファイルの表示」をクリックし「追加」をクリック
プロファイル名を入力して「OK」
「電子メールアカウント」をクリック(名前ボックスがアクティブになります)
「名前*1」「電子メールアドレス」「パスワード*2」を入力して「次へ」*1…表示名 *2…所有者(B)のパスワード ※パスワードはフルアクセス権を付与されている場合は空で進めます。
MSアカウントのPWを聞かれた場合 は「別のアカウントでサインインする」→自分のアカウントを選択し「OK」 ※パスワードでログインする場合のユーザー名はログオンIDです(アドレスではなく)
「完了」をクリックし「使用するプロファイルを選択する」をONにして「OK」
→ Outlookを起動時にプロファイルを選択(切り替え)ます。送信、ルールや通知など全ての機能を利用できます。
◆ 補足 ◆
管理者がフルアクセス許可を付与しなくてもユーザーがプロファイルを追加しそのアカウントのログインパスワードを入力するとメールボックスへのフルアクセス、及び差出人として送信が可能になります。
他のメールアカウントを「差出人」に指定して送信するにはそのメール アカウントがアドレス帳に表示されている必要があります。(非表示の場合、エラーまたは配信不能通知(NDR)(キャッシュモード)が返される可能性があります)
Exchange Online+365環境ではフルアクセスを持つメールボックスが自動的にナビゲーションウィンドウに表示され ます。
別のメールボックスにアクセスする方法は今回ご紹介した方法の他にもいくつかあります。「他のユーザー のメールボックスを開く方法」を参照してください。