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Outlook2002-2010:添付ファイルの保存場所は?(添付ファイル格納の仕組み)

 

 

 


 

 


 

 

 

添付ファイルをメール上で開いて編集し、どこに保存されているか分からなくなってしまうというケースがあります。

この場合の添付ファイル救出方法をご紹介します。

★ 重要★ Office2010をお使いで編集した 添付ファイルを保存しなかった場合

Office2010では、「保存し忘れたファイルの内容を復元できる」機能によりメール上で編集したが保存しなかったファイルでも復元できる可能性が格段にアップしています。復元方法は下記ページを参照してください。(いづれのアプリケーションでも「新規文書を保存しなかった場合」を参照してください。)

 

※ 勘違いに注意

上記は「保存しなかった」文書の内容を復元する機能です (編集したが保存せず閉じた)「保存」した場合はまず「ドキュメント」フォルダを確認しま しょう。Office2010では従来と異なり、メール上で編集したファイルがどこに保存されたか分からないという問題を回避するた めに「上書き保存」ができなくなっています。(読み取り専用で開く)

 


■ メール上で編集した添付ファイルの既定の保存場所は?

Windows7、Vista … C:\Users\アカウント名\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files\Content.Outlook\…

Windows XP … C:\Documents and Settings\アカウント名\Local Settings\Temporary Internet Files\OLK…

 

上記のフォルダ配下ランダムなフォルダ名で保存されます。↑フォルダは直接開いてもアクセスできませんが\\PC名\C$…から辿ればアクセスできます。

フォルダはPCごとに異なるため下記のいづれかの方法で特定します。

■ 場所を特定する方法(1) 添付ファイルのプロパティを確認する

 Office 2007

  1. 適当なメールの添付ファイルを開く

  2. [Office]ボタン−「配布準備」−「プロパティ」をクリックし、場所ボックスのファイルパスを確認して保存フォルダまでをコピーする

  3. 「スタート」メニューの「検索」ボックスに2のパスを貼り付け、ENTERキーを押す
    → 添付ファイルの保存フォルダが開くので目的のファイルがあるか探 します。

 Office 2002-2003

  1. 適当なメールの添付ファイルを開く

  2. 「ファイル」−「プロパティ」をクリックし「ファイルの情報」タブにある場所のファイルパスをコピーする

  3. 「スタート」メニューの「ファイル名を指定して実行」ボックスに2のパスを貼り付け、ENTERキーを押す
    → 添付ファイルの保存フォルダが開くので目的のファイルがあるか探します。

 

 Office 2010
★Office2010の場合は編集した添付ファイルの内容の消失を回避するため、一時フォルダに 上書き保存されることはなくなりましたが、一時ファイルとしては↑の既定の場所に保存されます。なお、「 上書き保存」した、という場合はまずドキュメントフォルダを確認してください。「保存していない」場合は「保存し忘れたファイルの内容を復元するには?」を参照してファイルを回復してください。(※ 単に添付ファイルの一時フォルダを確認したい場合は下記の操作 で可能です)

  1. 適当なメールの添付ファイルを開く

  2. 「ファイル」タブ−「情報」−「電子メールの添付ファイル」右のファイルパスを確認し、保存フォルダまでをコピーする

  3. 「スタート」メニューの「検索」ボックスに2のパスを貼り付け、ENTERキーを押す


■ 場所を特定する方法(2) レジストリで確認する

レジストリには添付ファイルの保存される場所(パス)が記載されています。

  1. 「スタート」−検索ボックスに「regedit」と入力しENTERキーを押す

  2. レジストリエディタが起動したら↓にアクセスしてパスを確認する

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\Office\数字\Outlook\Security\OutlookSecureTempFolder

 

値を右クリックし「修正」をクリックすれば添付ファイルの格納場所のパスをコピーできます。尚、このパスを修正してOutlookを再起動すると添付ファイルの保存パスを変更 できます。(管理者やサポート部隊の方はネットワークレジストリでも確認できます。)


■ 場所を特定する方法(3) 管理共有C$からアクセスして探す

「スタート」−「ファイル名を指定して実行」(又は検索ボックス)をクリックし、\\PC名\C$\Users\アカウント名\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files…とフォルダを辿ってアクセスして探します。(管理者権限がないとできません)

(通常の方法ではアクセスできませんが、 管理共有C$から辿ればアクセス可能です。)


■ メール上で編集した添付ファイルを上書き保存した場合、保存されるの?(2002-2007)

保存されるパターンとされないパターンがあります。パターンによって救出可能な場合があるのです。 (2010は読み取り専用で開くため上書き保存不可)

  • メール上で上書き保存後、メールを閉じる前に再度添付ファイルを開けば編集した内容は 反映されています。

  • メール上で上書き保存後、メールも上書き保存した場合は編集した内容は メールに保存されています。

  • メール上で添付ファイルを開き、Outlookを先に終了した場合、上書き保存した内容は添付ファイルの保存場所に保存されています。

  • メール上で上書き保存後、メールを上書き保存しなくてもOutlookを閉じなければ添付ファイルの保存場所に更新したファイルは残ります。(Outlookを終了すれば一時ファイルは消えます)

  • × 添付ファイルを上書き保存後、メールを上書きせずにメールを閉じた場合、添付ファイルへの変更は破棄されます。(ファイルに上書き保存しても。)

仕組みがややこしい、面倒という方はメール上でファイルを編集する癖をつけないほうがいいかもしれませんね。

 

 

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