Word 互換モードとは？

新しいバージョンからの新機能を使った書式やレイアウトは、従来のバージョンで開くと解除されたり他の書式に置き換わったりしてしまいます。

別のPCでは異なる書式で表示されていたり、同じ書式で編集できないといったことが起こります （参考：以前のバージョンで開くとこうなる）

　

 ？？ 2010新機能を使った文書を従来のバージョンで開くとどうなるの？？

2010からの新機能(新しい段落番号)を設定した文書を古いバージョン(2002)で開いてみ ましょう(★docxを2002で開くには互換パックが必要）

　

　

このように新機能による書式は解除されます。そこで【異なるバージョンによる相違をなくすため、予め下位バージョンに互換を合わせ新機能を制御した編集モード】が【互換モード】です。古いバージョンを使うユーザーも同じように表示・編集ができます。（★2010で保存できる互換モードは97-2003文書(doc)のみ）

■ 文書を互換モードで保存・編集するには

2010文書(docx)を97-2003互換モード(doc)に変換 する

1. 2010形式（docx）文書を開き、「ファイル」タブ−「名前をつけて保存」をクリック

2. ファイルの種類を「Word97-2003(*.doc)」として「保存」をクリック

3. 「互換性チェック」ダイアログが表示されたら内容を確認し（↓の書式が変更・削除されます）「続行」をクリック
   

★ 2007文書(docx)互換モードファイルを作成する方法はこちら

　

 ◎補足◎ 

• 2010の互換モードには【Word 97-2003 互換モー ド】と【Word2007互換モード】の2種類があります。

• 2010で変換できる互換モードは97-2003(doc)モードです。 2007文書(docx)互換モードファイルを作成したい場合はこちらを確認してください。尚、2007(docx)との互換性を確認したい場合は「ファイル」タブ−「情報」−「問題のチェック▼」で「互換性チェック」をクリックし「表示するバージョンを選択▼」から「Word2007」を指定して確認してください。
  
  　

• 各バージョンで保存された文書を開くと、自動的に互換モードで開きます。（タイトルバーに「互換モード」と表示 ）

• 2010形式の文書（docx）を前バージョンで上書き保存しただけでも互換モードの文書に変換されます。

• こちらの方法で2007互換モードのファイルを作成できます。

Wordで互換モードの文書を開き、新機能である段落番号を 設定しようとしてもメッセージが表示され番号は設定できません。

　

古いバージョンで開いても同じ段落番号で表示されるように新機能による書式を制限します。