Windows7では最新のJIS文字集合規格JISX0213:2004(通称JIS2004)を標準でサポート
しています。
このJIS2004には、一般に非常用漢字と呼ばれるJIS第1・第2水準以外の漢字(第3・第4水準
)も収録されているためこれまで入力困難だった字も簡単に入力できます。
■方法(1) IME辞書から環境依存文字を入力する
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言語バーの「ツール」−「プロパティ」をクリック
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「辞書/学習」タブで「単漢字辞書」を選択し「一般」「人名/地名」「話し言葉優先」にチェックを入れ「OK」をクリック
読みを入力すると変換候補に表示される
※ JISX0208以外の文字にはIMEの変換候補に「環境依存文字(Unicode)」というコメントが表示されます。Windows7ではJIS2004に収録されている文字を標準でサポート(MSゴシック、MS明朝、MSPゴシック、MSP明朝、MS UI
Gothic、メイリオ、Meiryo
UIで表示可能)していますが、これに含まれる第3・第4水準の漢字はUnicodeとして収録されているためUnicodeをサポートしていないシステムでは文字化けする可能性があります。その為外部とのやり取りで表示トラブルが起こりえるので、IMEのコメントに「環境依存文字(Unicode)」と表示することで注意を促しています。
■方法(2) IMEパッドから挿入する
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言語バー「IMEパッド」→「文字一覧」
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Word「挿入」−「記号と特殊文字」−「その他の記号」−「IMEパッド」
◎ 第3・第4水準の漢字(非常用漢字)
を入力する場合 ◎
JISX0213に収録されています。「IMEパッド−文字一覧」で文字のカテゴリを「JISX0213」として検索し、クリックして挿入できます。
◎ 作成した外字を入力する場合 ◎
《補足》
■方法(3) Unicode番号から挿入する
Wordでは、Unicode番号+「ALT」+「X」キーで入力できます。Unicode番号は方法(2)のIMEパッド−文字一覧でポイントすると表示されます。(U+3402など)
例えば「」
を入力する場合は「3402」と入力して「ALT」+「X」キーを押します。
■方法(4)
フォントを変更する(俗字などでは便利!)
常用漢字を入力し、フォントをSimSun、MingLiU、SimHei、KaiTi、New
Gulim、MicrosoftYaheiなどにすると表示できることが多々あります。
例:廣の中が黄の字 を入力したい
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Word文書に常用漢字廣を入力し選択
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フォントを SimSun
に変更する →
に字形が変わります。
※1~4のいづれの方法でも入力できない字は作成しましょう。以外と簡単です。→ 外字の作り方はこちら
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