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Word「コンテンツの有効化」をクリックしても毎回「セキュリティの警告」が表示される(信頼済みドキュメントにならない)

 

 

 


 

 

 


 

 

 

 

■「コンテンツの有効化」をクリックしても、Word起動時(ファイル 開く際)に「セキュリティの警告」が表示される

Word起動時や、マクロやコンテンツ付のファイルを開くと「セキュリティの警告 マクロが無効にされました」と警告バーが表示されることがあります。

↑の警告バーを非表示にする方法については「セキュリティの警告 マクロが無効にされましたと表示される」を参照してください。

 

警告バーの「コンテンツの有効化」をクリックすると「信頼済みドキュメント」※注1 となるため次回からは警告は表示されずマクロは有効になります。しかし信頼済みドキュメントとならずに毎回警告が表示される場合があります。 この原因と回避法についてご紹介します。

 

※ 注1:正確には信頼済みドキュメントはレジストリにフルパスで登録されます。ですから警告が非表示になってもファイル名や保存場所が変更されると再度警告バーが表示されます。これは仕様です。ここではこの仕様による警告の再表示についてではなく、「コンテンツの有効化」をクリックしても警告が1度も非表示にならない現象について解説します。

尚、信頼済みドキュメントの登録レジストリはHKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\14.0\Word\Security\Trusted Documents\TrustRecordsです。

 

★ 原因はともかくWord全文書で警告を非表示にしたい場合は↓の「Word全文書で警告を非表示にしたい場合」を参照してください。


 原因(1)  信頼済みドキュメントが無効になっている

信頼済みドキュメント機能が無効になっていると「コンテンツの有効化」をクリックしてもその時のみマクロが有効になり、 信頼済みドキュメントとして登録されません。

  1. Wordを起動し「ファイル」−「オプション」−「セキュリティセンター」「セキュリティセンターの設定」をクリック

  2. 「信頼済みドキュメントを無効にする」のチェックをOFFにし「OK」をクリック

 

 原因(2)  マクロが文書ではなくテンプレートに保存されている

「コンテンツの有効化」によって信頼済みドキュメントにできるのはその文書自体にマクロが保存されている場合です。例えばマクロ付テンプレートから作成した文書でもマクロは利用できますが、実際にマクロが保存されているのはテンプレートであり文書ではないため毎回警告が表示されます。警告 を非表示にするには次のいずれかの操作を行います。

★操作前に★ 文書に添付されているテンプレートと保存場所を確認しておきましょう

  1. 「セキュリティの警告」に表示されている「マクロが無効にされました。」をクリック

  2. 「コンテンツの有効化」−「詳細オプション」をクリックしファイルのパスを確認し、Wordを終了する

 

◆ 回避法(1)  テンプレートを信頼済みドキュメントとする

  1. テンプレートの保存フォルダを開く(テンプレートの場所は↑で確認 してください)

  2. テンプレートのアイコンを右クリックし「開く」をクリック(注:ダブルクリックで開かない)

  3. 警告が表示されるため「コンテンツの有効化」をクリックして閉じる

 

◆ 回避法(2)  テンプレートの保存フォルダを信頼できる場所として指定する

  1. 「ファイル」−「オプション」−「セキュリティセンター」「セキュリティセンターの設定」をクリック

  2. 「信頼できる場所」をクリックし「新しい場所の追加」をクリック

  3. 「参照」をクリックしてテンプレートが保存されているフォルダを指定

  4. 「OK」−「OK」をクリック

 

◆ 回避法(3)  テンプレートを変更する(テンプレートに保存されるマクロは利用不可になります)

  1. 警告が表示される文書を開き「ファイル」−「オプション」−「アドイン」をクリック

  2. 管理▼から「Wordアドイン」を選択し「設定」をクリック

  3. 「文書の作成に使用するテンプレート」に表示されるパスを全て削除し「OK」をクリック

  4. 上書き保存して閉じる

 

 Word全文書で警告を非表示にしたい場合 

方法(1)  ディスク全体を「信頼できる場所」として登録する
→ 信頼できる場所に保存されているファイルは「セキュリティの警告」や「保護されたビュー」は表示されません。ディスク全体を指定すると、Word全文書で警告が非表示になります。セキュリティ上心配な場合は、ファイル (又はテンプレート)が保存されてるフォルダを信頼できる場所として指定しましょう。

  1. 「ファイル」ー「オプション」−「セキュリティセンター」−「セキュリティセンターの設定」をクリック

  2. 「信頼できる場所」をクリックし「新しい場所の追加」をクリック

  3. 「参照」をクリックしてディスク(C:\など)を指定し「この場所のサブフォルダ―も信頼する」にチェックを入れ「OK」をクリック

  4. 「OK」−「OK」をクリック

方法(2)  全文書で警告を非表示にする(マクロは無効

  1. 「ファイル」−「オプション」−「セキュリティセンター」「セキュリティセンターの設定」をクリック

  2. 「マクロの設定」をクリックし「警告を表示せずにすべてのマクロを無効にする」をONにする

  3. 「OK」−「OK」をクリック

方法(3)  全文書で警告を非表示にする(マクロは有効

  1. 「ファイル」−「オプション」−「セキュリティセンター」「セキュリティセンターの設定」をクリック

  2. 「マクロの設定」をクリックし「すべてのマクロを有効にする(推奨しません。危険な…)」をONにする

  3. 「OK」−「OK」をクリック

方法(4) Officeアプリケーション全体において警告を表示しない(マクロやActiveXの有効/無効はそれぞれの設定による)

  1. 「ファイル」−「オプション」−「セキュリティセンター」「セキュリティセンターの設定」をクリック

  2. 「メッセージバー」をクリックし「ブロックされた内容に関する情報を表示しない」をクリック

  3. 「OK」−「OK」をクリック

 

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