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Word 差し込み印刷:「 フィールドの対応」の使い方

 

 

 

 

 

 

 

差し込み印刷に関する質問で「フィールドの対応」は何のためにあるの?というご質問をいただくことがあります。

これは複数のデータファイル(Excel等のリスト)を切り替えて差し込み印刷を行う場合に、一括してメイン文書のフィールドを入れ替えることができる便利な機能です。

 

例えば、次の2つのデータファイルでは “会社名” に対する項目名が異なります。

  • データファイルA.xlsx → 企業名

  • データファイルB.xlsx → 勤務先

この場合、メイン文書にどちらかのフィールドを挿入すると、データファイルを 変更した時に1つ1つフィールドを差し替えなくてはなりません。★補足1

 

データファイル変更時に表示される「無効な差し込みフィールド」。メイン文書の「企業名」とデータファイルの「勤務先」を差し替える必要がある。

 

そんな面倒な作業を省略できるのが、この「フィールドの対応」機能です。メイン文書にWordの標準フィールドを挿入しておくことで、どんなデータファイルのフィールドでも一括差し替えができます。

 

★補足1:こちらの方法で も回避できますが、多くのデータファイル(リスト)を利用するならこの機能を使った方が便利です。


 ◇ 操作方法 ◇

 

手順としては全てのメイン文書にWordの標準フィールドを入れておき、後からデータファイル(リスト)の項目名に”対応”させていく、というものです。よって様々なメイン文書を先に作成しておくことができます。

  1. メイン文書(雛形)を開く

  2. 「差し込み文書」タブ−「差し込み印刷の開始▼」でメイン文書の種類(ラベルなど)を選択

  3. 「宛先の選択▼」−「既存のリストを使用」でデータファイルを指定

  4. 「差し込みフィールドの挿入」ボタン(注:▼ではない)をクリック

     

  5. 「標準フィールド」をクリックし、任意の標準フィールドを選択して「挿入」をクリック

     → メイン文書に標準フィールドが挿入されました。次にデータファイルのフィールドに対応させます。(これが一括差し替え)
     

  6. 「差し込み文書」タブ−「フィールドの対応」ボタン をクリック

  7. 標準フィールドに対応する(差し替える)フィールド名を選択し「OK」をクリック

     ↑≪会社名≫を≪企業名≫に一括差し替え
     

  8. 「複数ラベルに反映」をクリックし「結果のプレビュー」で確認する

 

◇ 異なるデータファイルを利用する時は ◇

 

一度標準フィールドを挿入しておけば、今度どんなデータファイルのフィールドでも簡単に一括差し替えができます。

  1. 「宛先の選択▼」−「既存のリストを使用」でデータファイルを指定する

  2. 「フィールドの対応」ボタンをクリック

  3. 標準フィールドに対応する(差し替える)フィールド名を選択し「OK」をクリック

 

 

 

 

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