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Word:IFフィールドとIF関数の違い

 

 

 

 

 


 

 

 

WordにはIFフィールドとIF関数があります。

フィールドや関数を勉強していると、この2つの違いが分からない、使い方が混ざってしまう、といったことがあるようですので違いをご紹介しておきます。

簡単に言えば、IFフィールドは文字列を使った条件文を作成でき、IF関数は式フィールドで使うものなので数値しか扱えない、といったところでしょう。

 


 

◆ IFフィールド ◆

{ IF 条件  True  Flase }

IFフィールドは名前の通りフィールドコードです。条件には文字列・数値・ブックマークが利用できます。差し込み印刷などでよく利用されます。

使用例:{ IF {MergeField 年齢} >= 20  "有料"  "無料" }   ◆ 20歳以上は有料 ◆

 

尚、セル参照を利用したい場合は式フィールドに挿入するので{ IF {=a1} >=10 , "OK"  "NG" }のように記述します。(注:{=a1}Ctrl+F9キーで挿入)

 

◆ IF関数 ◆

{ = IF (条件 , True , False) }

関数なので式フィールド{=}内に記述する必要があります。引数に指定できるのは数式・数字・セル参照・ブックマークです。関数なので文字列を扱えません。(厳密には式フィールドでは演算子・関数・数値以外を使えない)

使用例:{ =IF(a1>=6, 500, 0)}   ◆ 6歳以上は500円 ◆

 

 よくある勘違い

 

{ =IF(a1>=80 , "OK" , "NG" )}  では×。構文エラーになってしまう。なぜ?

関数(式フィールド)では文字列は扱えないため"OK"  "NG"といった値は利用できない。この場合はIFフィールドを使う★1

→ IFフィールドを使うと… {IF {=a1} >=80  "OK"  "NG" }

 

★1 どうしても式フィールドのIF関数で文字列を扱いたい場合は……

式フィールドの表示形式正の場合、負の場合に文字列を表示するようにします。1ならOK、-1ならNGという表示形式を指定します。

{ =IF(a1>=80 , 1 , -1)  \# " 'OK' ; 'NG' " }

 

 

 

 


★関数の使い方についてはWordで使える関数と演算子を参照してください。

 

 

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