Windows7：ヘルプデスクによるリモートアシスタンスの利用（ドメイン環境）

ヘルプデスク担当がリモートアシスタンスを使ってユーザーサポートするための手順をご紹介します。

ユーザーの現象をヘルプデスク担当のディスプレイに表示できるため、問題を迅速に解決できるでしょう。

通常、リモートアシスタンスはユーザーが「サポート要請」を送り、それを受けた ヘルプデスク がユーザー のPCに接続するのですが、この手順は面倒です。

グループポリシーにより、ユーザーの要請を待たずにヘルプデスクからリモートアシスタンスを開始でき るようにしましょう。

★ ユーザーのコンピュータでリモートアシスタンスが利用できるよう設定する ★

• 「コンピュータの構成」−「管理用テンプレート」−「システム」−「リモートアシスタンス」−「要請されたリモートアシスタンス＝有効」とする
  （※この設定で「システムのプロパティ」−「リモートの設定」タブ−「このコンピュータへのリモートアシスタンス接続を許可する」 が有効になります）

　

★ ヘルプデスクからリモートアシスタンスが開始できるよう設定する ★

1. 「コンピュータの構成」−「管理用テンプレート」−「システム」−「リモートアシスタンス」−「リモートアシスタンスを提供する＝有効」とする

2. ヘルパーの「表示」をクリックし、ヘルパーのユーザー名(ヘルプデスク担当者）を入力 ★1,2 （ドメイン\グループ名など）し「OK」をクリック
   → ユーザーからの招待を待つことなくヘルプデスク担当者からリモートアシスタンスを開始できるようになります。

★1：ヘルパーに追加されたユーザーは自動的にローカルグループの「Offer Remote Assistance Helpers」に所属します。 ★2：ワークグループの場合は、サポート者のユーザー名がユーザーPCにも存在している必要があります。例えばサポート者の ログイン名がadmなら、ユーザーPCにもadmというユーザーが必要です。グループポリシーでヘルパーとして「administrators」を指定するなら、ユーザーPCでadmをadministratorsグループに入れる必要があります 。