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Windows7/2008：管理用テンプレート（ADMXファイル)を追加するには

 　

　

　

　

　

　

　

　

　

WindowsVista・7・2008Serverでは管理用テンプレートとしてADMXファイル（*.admx  *.adml）が採用されています。

ADMXファイル（管理用テンプレート）の追加方法は簡単でPolicyDefinitionsフォルダに置くだけです。（従来のADMファイル のようにグループポリシーオブジェクトエディタで「テンプレートの追加と削除」からは追加できません。）

　

ローカル グループポリシーに追加する場合（Vista,7,2008）

ローカルのグループポリシーに管理用テンプレート（ADMX）を追加したい場合は以下のフォルダにADMXファイル をコピーします。

  • *admxファイル（言語に依存しないADMX）→ C:\Windows\PolicyDefinitions

  • *admlファイル（言語に依存するADMX）→ C:\Windows\PolicyDefinitions\言語フォルダ（日本語ならja-JP）

　

ドメイングループポリシーに追加する場合 （2000,2003,2008ドメイン）

ドメイン環境ではADMXファイルをドメインコントローラ上の集中格納場所（中央ストア）に置き、ポリシー編集時ここから読み取ります。

  • *.admxファイル（言語に依存しないADMX）→C:\Windows\Sysvol\domain\Policies\PolicyDefinitions

  • *.admlファイル（言語に依存するADMX）→C:\Windows\Sysvol\domain\Policies\PolicyDefinitions\言語フォルダ（日本語ならja-JP）

中央ストア（PolicyDefinitionsフォルダ）は既定では存在しないため1台のドメイン コントローラに1 度だけ作成します。（レプリケーションにより全DCに複製）グループポリシー編集時に中央ストアを参照することでどのPCからでも同じADMXファイルを利用でき、容量も削減※1できます。（※中央ストアがない場合はローカルのADMXファイル（%Windir%\PolicyDefinitions)を読み取って編集し ています。）

※1：従来のADMファイルはローカル（Windows\inf）から個々のGPOにコピーされていたため、Sysvol内の容量増大によりレプリケーションに負荷をかけていました。

　

操作例：Outlook2010用管理用テンプレートを追加してみる（2008ドメインポリシー）

  1. Office2010用の管理用テンプレートをこちら（又はこちら）からダウンロードする

  2. outlk14.admxを%Windir%\Sysvol\domain\Policies\PolicyDefinitionsフォルダに保存
    outlk14.admlを%Windir%\Sysvol\domain\Policies\PolicyDefinitions\言語(ja-jp）フォルダに保存

  3. グループポリシーの管理エディタを起動する
    →「ポリシー」−「管理用テンプレート」配下に「Microsoft Outlook2010」の管理用テンプレートが表示されました。

◆補足◆

  • Vista,Windows7,2008でも従来のADMファイルは利用可能で、GPオブジェクトエディタ「テンプレートの追加と削除」から追加できます。ADMXはここからは追加で きません。

  • 2003ドメインでもADMXファイルを利用できます。DCに中央ストアを作成しADMXファイルを置く必要があります。

  • 2003ドメインでADMXファイルによるグループポリシーの編集をする場合は、Windows7やVistaにリモート管理ツールを入れ、グループポリシーの管理ツールを使って編集します。

※ADMXファイルについては「グループポリシーADMXファイルの仕組みと使い方 （総まとめ）」でも解説しています。

　

　

　

　

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