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Excel:勤務表を○分単位で切り捨てて計算するには(Floor関数)

 

 

 


 

 

 

 

勤務表では、○分単位で丸め た時刻で計算されることが多いと思います。(例:【15分単位】の場合、35分に退社しても30分で計算されるなど)

このように任意の数値単位で丸めて(切り捨てて)計算する方法をご紹介します。


≪例: 退社時刻は15分単位でまるめた時刻で表示 ≫

退社時刻を入力すると自動的に15分単位でまるめてC列(【勤務表】の列 )に表示されるようにします。

方法(1)  FLOOR関数を使う

FLOOR関数は、指定した基準値の倍数のうち、対象の数値を超えない数を返す関数で、基準値単位で切り捨てることができます。
この例では、基準値(15分)の倍数のうち、実際の退社時刻を超えない数を返します。(例:12なら0、16なら15、29なら15、31なら30…等)

FLOOR ( 対象の数値 , 基準値 )

 

  • 15分が基準値なので、FLOOR(対象の時刻 , 15分)にすれば15分の倍数で丸めた数を返すことができます。

FLOOR (B2 , "00:15")

  • TIME関数を使 って15分で丸めた時刻を返すことも可能です。

TIME (HOUR (B2),FLOOR (MINUTE (B2), 15), SECOND (B2) )

 


方法(2) 基準値で割って小数点以下は切り捨て、15をかける

基準値(今回は15)で割って小数点以下は切り捨て、その数に15をかければ丸めた数を返すことができます。
例えば32÷15は、2.13...なので、小数点以下を切り捨てると2。×15=30を返すことができます。

TIME (HOUR (B2), ROUNDDOWN (MINUTE (B2)/15,0) *15, SECOND (B2) )

 


方法(3) 基準値で割った余剰を、対象数値から引く

例えば36を基準値(15)で割ると余剰は6です。36−6=30で、答えは30と出すことができます。

TIME (HOUR(B2), MINUTE (B2) - MOD (MINUTE (B2),15 ), SECOND(B2) )

 

 

 

 


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