Outlookでは危険だと判断された添付ファイルはブロックされ、次のメッセージが表示されます。
次の添付ファイルは問題を起こす可能性があるため、利用できなくなりました : <ファイル名>
しかし実際はファイルはメッセージから削除されているわけではなく、アクセスできないようブロック
(非表示)されているだけです。
ファイルを入手できる3つの回避法をご紹介します。
■ 回避法(1)
Outlookのレジストリを修正する
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「スタート」−「ファイル名を指定して実行」をクリックし「Regedit」と入力して「OK」をクリック
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HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0(数値はOutlookのバージョンにより異なります)\Outlook\Securityを展開
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Securityを右クリックし「新規」-「文字列値」をクリックし、値の名前を「Level1Remove」とする
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作成した「Level1Remove」をダブルクリックし、「値」ボックスにアクセスしたいファイルの拡張子を入力(例:.exe)
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複数の種類を指定するには;(セミコロン)で区切って指定する(例:.exe;.msi)
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「OK」をクリックし てレジストリエディタを終了し、Outlookを再起動する
→ ハードディスクに保存すれば開けるようになります。(=レベル2へ変更される)
■ 回避法(2)
グループポリシーでファイルを表示する
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Outlook管理用テンプレートを追加する
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ユーザーの構成−「管理用テンプレート」−「Microsoft
Outlook2010」−「セキュリティ」−「セキュリティフォーム設定」をクリック
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「Outlookセキュリティモード」を「有効」にし「Outlookセキュリティのグループポリシーを適用する」を選択し「OK」をクリック
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ユーザーの構成−「管理用テンプレート」−「Microsoft
Outlook2010」−「セキュリティ」−「セキュリティフォーム設定」ー「添付ファイルセキュリティ」をクリック
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「レベル1の添付ファイルを表示する」を「有効」にする(全
てのファイルが表示可能)
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Outlookを再起動する
――― 全ファイル表示可能ではなく、特定の拡張子のみ表示したい場合は ―――
1~4 は上記と同じ
5. 「レベル1のブロック対象であるファイル拡張子を削除する」を「有効」にする
6.
「削除する拡張子」ボックスに拡張子を入力(セミコロン;で区切ると複数可能。例:exe;reg)
+ 注意&補足 +
■ 回避法(3)
送信元に拡張子を変更して送信しなおしてもらう
Outlookでは添付ファイルを拡張子で識別してブロックします。ですのでダミーの拡張子
で送信してもらい、受信後に正しい拡張子に戻すという方法も有効です。
◎例: test.exeというファイルを送付したい場合
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送信者が"test.exe"ファイルアイコンを右クリックし「名前の変更」をクリック
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"test.ex"という拡張子に変更して送付する(※拡張子は.txtなど、自由につけてください。)
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受信者は"test.ex"を"test.exe"に戻す
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