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Word2010-2016:「強制終了」「保存し忘れ 」ファイルの復元方法

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

「上書き/保存し忘れた」「強制終了した」「メール添付を編集し保存し忘れた」場合に復元できます。(ExcelPowerPoint)

注意!コンパネ−フォルダオプション−表示−「隠しファイル、隠しフォルダ、隠しドライブを表示する」をON、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」はOFFで操作してください(ファイルが見えない)

 +目次 +

+POINT+

  • 強制終了
    C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Word
    のasdファイルから回復
     

  • 保存し忘れ
    新規文書… C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles\asdファイルから回復
    → 既存文書…
    C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダ\asdファイルから回復


■ 強制終了してしまった場合

 ◆ 方法1:ドキュメントの回復ウィンドウから回復

  1. Wordを起動し、左ペインの「ドキュメントの回復」のファイルをクリック
    (★実態はappdata\roaming\microsoft\word\*.asd)

  2. 名前をつけて保存する

 ◆ 方法2:AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダから直接探す 

強制終了時はWordフォルダ.tmpファイルや.asdファイルとして残るため、ここから復元します。

  1. Wordを起動し「開く」をクリック(又は開く→参照、Ctrl+Oキーでも可)

  2. C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダを開く

  3. 「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にする(※重要)

  4. 「〜WRA1010.asd」〜WRL3012.tmp」といったファイルを開く (更新日時で並べ替え、判断
    閲覧表示で開いた場合はESCキー で印刷レイアウトに戻る

  5. 名前を付けて保存する

  • 注!エクスプローラからasdファイルをダブルクリックしても開きませんWordの「開く」から 開くasdファイルを開くには

  • 保存せずに閉じた → UnsavedFilesフォルダ、強制終了→ Wordフォルダに残 ります。

 

■ 保存し忘れた場合(うっかり保存せず閉じちゃった…)

 ◆ 方法1:未保存の文書の場合 

  1. Word新規文書を開く

  2. 「ファイル」−「情報」 −「ドキュメントの管理▼」または「バージョンの管理▼」「保存されていない文書の回復」をクリック
    または

    C:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダが開く
     

  3. asdファイルを開き(更新日時から判断)名前を付けて保存する

 

 ◆ 方法2:既存文書を上書き保存し忘れた 

  1. 該当ファイルを開き、「ファイル」−「情報」をクリック

  2. 「ドキュメントの管理」または「バージョン」の「保存しないで終了」または「自動保存」をクリック

     〜AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+文字列フォルダのasdファイルが開く (閲覧表示はESCキーで印刷レイアウト表示)
     

  3. 「名前をつけて保存」(F12キー)でWord文書として保存

※ 又は「自動保存されたバージョン」バーの「元に戻す」をクリック し、「最後に保存されたバージョンを選択したバージョンで上書きしようとしています」が表示されたら「OK」(最後に保存されたバージョン → 最後に手動で保存した版、選択したバージョン → 回復した版)

 

■ 回復できなかった場合

「このファイルには、前のバージョンはありません」と表示さ れたり、見つからない場合でも回復できます。

  1. Wordを起動し「開く」

  2. 「ファイルの種類」を「すべてのファイル」にする

  3. 下記フォルダにアクセス

    • 【強制終了時】C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Word

    • 【上書き忘れ既存文書】C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名ランダム数字

    • 【保存し忘れ未保存文書】C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles
       

  4. asdファイル又はtmpファイルを開く (更新日時で判断)


**まとめ**特に読まなくてもOKです(仕組みを知りたい人はどうぞ)

  1. この機能は「ファイル」−「オプション」−「保存」→「次の間隔で自動回復用データを保存する○分ごと」及び「保存しないで終了する場合、最後に保存されたバージョンを残す」が有効でないと復元 不可能(初期設定では有効)

     

  2. 10分毎に自動バックアップ(*.asd)作成(場所:AppData\Roaming\Microsoft\Word)
    ★既存文書は同時にWord\ファイル名+ランダム数字フォルダにもasdファイルが作成(以前のバージョン用)
     

  3. 強制終了すると1のasdファイルが使われる

  4. 保存し忘れると…

    新規ファイル WordフォルダからUnsavedFilesフォルダに移動したasdを使う
    既存ファイル Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダのasdを使う(最後のバージョンを使うだけ)

★asdファイルはWordの「開く」から自動回復用のフォルダ(~Roaming\Microsoft\Word、又は~Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles)にアクセスしないと開きません。(別の場所にasdファイルをコピーしたり、ダブルクリックしても開けない)◆参考:asdファイルを開くには

 


 

■ 新規ファイル(未保存)の回復機能の仕組み

○分ごと(既定10分)に〜AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダに自動バックアップファイル(*.asd)が作成されます。ファイルを保存せずに閉じた時、最後のasdファイルが〜AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダに移動します(正常保存した場合はasdファイルは破棄され、UnsavedFilesフォルダには移動しない

 

しかしトラブルなどで強制終了するとasdはUnsavedFilesに移動できずWordフォルダに残り、これらのファイルが次回Word起動時に「ドキュメントの回復ウィンドウ」に表示されます。これをクリックするか「開く」→Wordフォルダ→asdを指定して救出します。(★注1参照)

 

尚、新規ファイルの「保存されていない文書の回復」場所はC:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダです(変更不可)(※新規ではなく、既存文書 の場合はUnsavedFilesに移動しません。以前のバージョンがWordフォルダの【ファイル名+文字列フォルダ 】に蓄積され、この中の最後のバージョンを使って回復)

 

……とまあ長くなりましたが、要約すると………

  1. 10分毎にasd作成(Wordフォルダ)

  2. 保存し忘れた → UnsavedFilesフォルダに移動
    強制終了 → Wordフォルダのまま

★注1:ドキュメント回復ウィンドウにWordフォルダ内のasdファイルが表示されます。ここで回復→保存せず「いいえ、必要なファイルは保存したので、これらのファイルを削除します」を選択するとWordフォルダからasdファイルは削除され、永久に回復はできないのでご注意ください。


■ 既存ファイルの回復機能 の仕組み

○分ごと(既定10分) にバックアップファイル(asdファイル)が↓の2つの場所に作成されます。

【A】〜AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+文字列フォルダ(保存し忘れ用)

【B】〜AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダ(強制終了用)

【A】以前のバージョン →→ 10分後ごとに蓄積され、編集中 なら呼び出して前の状態に戻せます。これらasdは上書き保存すると全て破棄されますが、保存せずに閉じると最後の版のみ この場所に残ります。これが「保存し忘れたファイルを復元する」で使われるファイルです 。

 

【B】自動バックアップ →→(自動回復ファイル〜ファイル名.asd)で、強制終了時のWord起動時に「回復ウィンドウ」に表示されるファイルです。このasdファイルは正常保存した場合や、保存せず閉じた場合は破棄されます。強制終了時のみ残り、回復ウィンドウまた はWordフォルダからasdファイルにアクセスして回復できます。

--- まとめ ---

  1. 10分毎にasd作成
    【A】以前のバージョンファイル → Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダ
    【B】自動バックアップファイル → Wordフォルダ(自動回復ファイル〜ファイル名.asd)

  2. 保存し忘れた → 【A】を使う(Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダ)
    強制終了 →【B】を使う(Wordフォルダ)

  • 既存文書はUnsavedFilesフォルダには入りません。

  • 自動バックアップファイルの保存場所(Wordフォルダ)は「オプション」−「保存」−「自動回復用ファイルの場所」で変更できます。

仕組みを図解で見るなら画像をクリック

 

 

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