**まとめ**特に読まなくてもOKです(仕組みを知りたい人はどうぞ)
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この機能は「ファイル」-「オプション」-「保存」→「次の間隔で自動回復用データを保存する○分ごと」及び「保存しないで終了する場合、最後に保存されたバージョンを残す」が有効でないと復元
不可能(初期設定では有効)

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10分毎に自動バックアップ(*.asd)作成(場所:AppData\Roaming\Microsoft\Word)
★既存文書は同時にWord\ファイル名+ランダム数字フォルダにもasdファイルが作成(以前のバージョン用)
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強制終了すると1のasdファイルが使われる
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保存し忘れると…
新規ファイル →
WordフォルダからUnsavedFilesフォルダに移動したasdを使う
既存ファイル →
Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダのasdを使う(最後のバージョンを使うだけ)

★asdファイルはWordの「開く」から自動回復用のフォルダ(~Roaming\Microsoft\Word、又は~Local\Microsoft\Office\UnsavedFiles)にアクセスしないと開きません。(別の場所にasdファイルをコピーしたり、ダブルクリックしても開けない)◆参考:asdファイルを開くには
■ 新規ファイル(未保存)の回復機能の仕組み
○分ごと(既定10分)に~AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダに自動バックアップファイル(*.asd)が作成されます。ファイルを保存せずに閉じた時、最後のasdファイルが~AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダに移動します(正常保存した場合はasdファイルは破棄され、UnsavedFilesフォルダには移動しない)
しかしトラブルなどで強制終了するとasdはUnsavedFilesに移動できずWordフォルダに残り、これらのファイルが次回Word起動時に「ドキュメントの回復ウィンドウ」に表示されます。これをクリックするか「開く」→Wordフォルダ→asdを指定して救出します。(★注1参照)
尚、新規ファイルの「保存されていない文書の回復」場所はC:\Users\プロファイル\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesフォルダです(変更不可)(※新規ではなく、既存文書
の場合はUnsavedFilesに移動しません。以前のバージョンがWordフォルダの【ファイル名+文字列フォルダ
】に蓄積され、この中の最後のバージョンを使って回復)
……とまあ長くなりましたが、要約すると………
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10分毎にasd作成(Wordフォルダ)
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保存し忘れた → UnsavedFilesフォルダに移動
強制終了 → Wordフォルダのまま

★注1:ドキュメント回復ウィンドウにWordフォルダ内のasdファイルが表示されます。ここで回復→保存せず「いいえ、必要なファイルは保存したので、これらのファイルを削除します」を選択するとWordフォルダからasdファイルは削除され、永久に回復はできないのでご注意ください。
■ 既存ファイルの回復機能
の仕組み
○分ごと(既定10分)
にバックアップファイル(asdファイル)が↓の2つの場所に作成されます。
【A】~AppData\Roaming\Microsoft\Word\ファイル名+文字列フォルダ(保存し忘れ用)
【B】~AppData\Roaming\Microsoft\Wordフォルダ(強制終了用)
【A】以前のバージョン →→ 10分後ごとに蓄積され、編集中
なら呼び出して前の状態に戻せます。これらasdは上書き保存すると全て破棄されますが、保存せずに閉じると最後の版のみ
この場所に残ります。これが「保存し忘れたファイルを復元する」で使われるファイルです
。
【B】自動バックアップ →→(自動回復ファイル~ファイル名.asd)で、強制終了時のWord起動時に「回復ウィンドウ」に表示されるファイルです。このasdファイルは正常保存した場合や、保存せず閉じた場合は破棄されます。強制終了時のみ残り、回復ウィンドウまた
はWordフォルダからasdファイルにアクセスして回復できます。
--- まとめ ---
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10分毎にasd作成
【A】以前のバージョンファイル →
Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダ
【B】自動バックアップファイル →
Wordフォルダ(自動回復ファイル~ファイル名.asd)
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保存し忘れた → 【A】を使う(Word\ファイル名+ランダム文字列フォルダ)
強制終了 →【B】を使う(Wordフォルダ)
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