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Word  計算式をマスターする

2. Wordで使える関数と演算子

   

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Word の計算式をマスターする:CONTENTS

  1. 計算式を入力するには

  2. Wordで使える関数と演算子

  3. 引数の種類

  4. 数値の表示形式

  5. 計算結果(答え)の更新

関連QA:計算式でセル参照を使うには(セル番地を指定)


■ Wordで使える関数と演算子

関数、演算子、セル参照は式フィールド(=で始まるフィールド)で使用します。{=And}など。{And}は×

 

◎演算子一覧

演算子 用途
足し算
引き算
* 掛け算
/ 割り算
べき算
< より大きい
<= 以上
> より小さい
=> 未満
<> 同じではない
% パーセント

 

◎関数と使用例

関数は式フィールド内でのみ利用可能です。{=関数名(引数)}の形で指定します。手入力、または「計算式」ダイアログの「関数貼り付けから選択し ます。なお↓で引数が( )だけの関数は無制限に引数を指定でき、xやyで指定されているものはその数だけ指定可能です。また関数では文字列を扱えません。{ =IF(a1>=1,"OK","NG")}などはエラー。

  • ABS (x)
    値が正/負どちらでも、数値または式の絶対値が返されます。

    -36

    { =abs (a1) }

    → 結果は「36

  • AND(x,y)
    論理式 xとy がどちらもTrueの場合は、True(1) が返され、どちらか一方でも False の場合はFalse(0)が返されます。

    4.0

    -3.6

    { =and (a1>1, a2>1) }

    → 結果は「0」 (a1もa2も1以上の場合はTrue、そうでない場合はFalse)

  • AVERAGE( )
    指定した値の平均値が返されます。

    4

    3

    { =average (a1: a2) }

    → 結果は「3.5」 (a1〜a2の平均値)

  • COUNT( )
    入力されているセルの数が返されます。

    4

    3

    { =count (a1: a2) }

    → 結果は「2」  (※半角英数字のみ、カウントします。)

  • DEFINED(x)
    式 x が有効な場合は、1 (True) が返されます。式 x が計算できなかった場合は、0 (False) が返されます。

  • FALSE
    0 が返されます。

  • INT(x)
    数値または式の整数部が返されます。

    -4.6

    { =int (a1) }

    → 結果は「-4」  (※ ExcelのINT関数とは違い、とにかく整数部を返します。ExcelのINTなら答は-5)

  • MIN( )
    指定した値のうち、最も小さい値が返されます 。

    6

    8.5

    { =min (a1:a2) }

    → 結果は「6

  • MAX( )
    指定した値のうち、最も大きい値が返されます。

    6

    8.5

    { =max (a1:a2) }

    → 結果は「8.5

  • MOD(x,y)
    値 x を値 y で割ったときの剰余が返されます。

    6

    4

    { =mod (a1,a2) }

    → 結果は「2」 (6÷4=1 余り2

  • NOT(x)
    論理式 x が True の場合は、0 (False) が返されます。論理式 x が False の場合は、1 (True) が返されます。
     

  • OR(x,y)
    xとyどちらかがTrueの場合、1 (True) が返されます。xとyどちらも False の場合は、0 (False) が返されます。

    4

    3

    { =or (a1>3, a2>1) }

    → 結果は「1」 (どちらかがTrueならTrueなので。)

  • PRODUCT( )
    指定した値の積(掛け算)が返されます。

    4

    3

    { =Product (a1:a2) }

    → 結果は「12

  • ROUND(x,y)
    四捨五入し、指定された桁数にします。

    4.59

    { =Round (a1, 0) }

    → 結果は「5

  • SIGN(x)
    正/負の判定をします。値が正 の場合は 1、負の場合は -1 を返します。

    4.59

    { =Sign (a1) }

    -9.8

    { =Sign (a2) }

    → 結果は「1」 「-1

  • SUM( )
    指定した値または式の合計値を返します。

    4

    3

    { =Sum (a1:a2) }

    → 結果は「7

  • IF(条件,True,False)
    条件によってTrueの場合、Falseの場合の値を返します。(文字列は使えません)
    年齢 入場料(3歳以上は1000円、2歳までは無料(0円)
    4 { = IF(a2 >=3,1000,0)}

    → 結果は「1000

注:これはIF関数です。WordにはIFフィールドも用意されており、IFフィールドの構文は{ IF 条件  True  False}です。IFフィールドでセル参照を使う場合は式フィールドに入れる必要があります。今回の例をIFフィールドで表示するなら{ IF { =a2} >= 3  1000  0 }です。

尚、IF関数は必ず式フィールド{=}に挿入する必要があり、関数なので扱えるのは数字のみです。

 

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