Windows7では「以前のバージョンの復元」により削除
(上書き)してしまったファイルやフォルダを復活できます。(操作方法はこちら)
大変便利な機能ですが、「指定した日のファイルに戻せる」とは限りません。(バックアップを取得している場合はある程度は可能)
以前のバージョンファイルは【システムの保護により復元ポイント内に作成
】または【Windowsバックアップによって作成】されます。
復元ポイントは自動的に作成され、Windowsバックアップはユーザーが指定した定期的な日に作成されます。(どちらも手動作成も可能)
以前のバージョンは復元ポイントまたはバックアップが作成された日のファイルです。例から仕組みを確認してみましょう。
月曜日:ファイルA作成
↓
火曜日:システムの保護により「復元ポイント」作成
↓ (又はWindowsバックアップによってバックアップファイル作成)
水曜日:ファイルA上書き保存(10時間以上作業し完成!)
↓
木曜日:ファイルAを削除してしまった!!(泣)
→
こんな時「前日(水曜日)の状態に戻したい」と思っても、以前のバージョンは復元ポイント作成時(又はバックアップ実行時)の状態(火曜日)のものです。つまり月曜日に保存した時のファイルが復活されます。「
削除(上書き)したファイルを復活できる」と言っても、希望した日のファイルに戻せるとは限
らないことを覚えておきましょう。(※Windowsバックアップを毎日取得していれば、最新のファイルを復活できる可能性が高いです。)
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